子育て情報『下痢・便秘が続く過敏性腸症候群(IBS)とは?主な症状、原因、治療法まとめ』

2018年5月15日 11:00

下痢・便秘が続く過敏性腸症候群(IBS)とは?主な症状、原因、治療法まとめ

・便秘型: 週に3回以下の排便で便が固くなる。お腹にガスが溜まりやすい。
・下痢型: 1日に3回以上の排便で便が水っぽくなる下痢型。急に襲ってくる便意があるため、トイレに自由に行けない環境に不安を感じやすい。
・混合型: 便秘型と下痢型の症状を繰り返す
・分類不能型: 以上3つのタイプには当てはまらないタイプ

過敏性腸症候群は10人に1人がかかっている病気で、決してめずらしい病気ではありません。男性より少し女性に多く、加齢とともに患者数は減少すると考えられています。

一般人口の11.2%(95%CI,9.8%-12.8%)が IBS を発症しており,男性に比べて女性が発症しやすいことが示された(男性:女性=1:1.67)。

http://pscenter.doshisha.ac.jp/journal/PDF/Vol5/pp83-.pdf
1981年から,1991年から,2001年からの各10年間にわたるIBSの有病率は変化していない. しかし,30歳未満,30歳代,40歳代,50歳代,60歳以上の有病率は各々11.0,11.0,9.6,7.8,7.3%であり,全体として,50歳以上ではそれより若年者に比して有病率が低い傾向が認められた.

https://www.jsge.or.jp/guideline/guideline/ibs.html


過敏性腸症候群を発症する原因は?ストレスとの密接な関係が指摘

下痢・便秘が続く過敏性腸症候群(IBS)とは?主な症状、原因、治療法まとめの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11071001527

過敏性腸症候群の発症の原因は解明されていません。
ただし、腸の検査や血液検査をして、腸に明らかな異常(潰瘍や腫瘍など)がある病気ではないため、ストレスが原因ではないかと考えられることも多くあります。実際に、過敏性腸症候群はストレスと密接な関係があり、強いストレスを感じたときには症状が強く表れ、ストレスが軽減されたときには、症状が軽くなる傾向があります。これは脳と腸が自律神経でつながっていて、脳が不安やストレスを感じ取ると、その影響を受けて腸の動きが乱れ、痛みを感じやすい状態になるためです。特に過敏性腸症候群の患者はこの状態が強く現れる傾向があり、腸の動きの早さによって下痢や便秘などの症状につながります。

精神的なストレスを感じていなくても、過労や睡眠不足、乱れた食生活が続いている場合は腸に負担がかかっているため、過敏性腸症候群を発症しやすくなります。

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