子育て情報『発達障害の男の子、思春期はどんな時期?変化の内容や大人の関わり方のポイントを解説!』

2018年7月15日 11:00

発達障害の男の子、思春期はどんな時期?変化の内容や大人の関わり方のポイントを解説!

子ども「…うん」
保護者「何分くらいかかりそう?」
(時間をおいてから)
保護者「〇分たったよ。メール終わった?」

「メールが気になるの?」と子どもの気持ちをいったん認めたうえで、何分くらいかかりそうかたずね、自分で考えさせるのがポイントです。

思春期の子どもは、小さいころと同じようにほめられると子ども扱いされたような気持ちになることもあります。子どもの心の発達に合わせたほめ方が必要になります。ほめられることで適切な行動が増え、親子のコミュニケーションも向上します。

「ほめる」ときのポイント
・できないことではなく、できていることに着目する
・結果ではなく努力(プロセス)に着目する
・感謝や敬意を伝える
・さらりとほめる

◇できていることを認める例
(部屋は散らかっており、お菓子をたべながらではあるが宿題をしている状況)
保護者「部屋を片付けてから勉強しなさいよ!」
子ども「うるせーなー」

保護者「お、何かやってるじゃない」
子ども「うん」

◇子どもの年齢にふさわしいやり方で、感謝や敬意を伝える例
(子どもが買い物に行ってくれたとき)
保護者「わー、買い物してきてくれたのね。えらーい!」
子ども「…」

保護者「手が離せなかったから、買い物に行ってくれてほんと助かったわ。ありがとう」
子ども「うん」

子どもの心の発達に合わせたほめ方を心がけましょう。
小さいころのように「えらーい」「すごーい」と言われると、馬鹿にされたような気持ちになることもあります。さりげなく敬意を伝えることがポイントです。また、聴きたいことがあるときは、最初から聴き出そうとするのではなく、子どもが興味のある・話したいと思っている内容をまず聴くことが大切です。大人にとって都合のいい話ばかりをさせたがると、大人と話すことに意義を感じられなくなってしまいます。

ゲームやテレビ、勉強の時間など、保護者と子どもで目標となる行動を決めて紙に書きます。約束が守れたら印をつけ、記録します。ポイントがたまったら決めておいたものや好きな活動を交換できるシステムです。約束しておくことで、行動を促す際にスムーズになります。


行動契約づくりのポイント
・保護者が一方的に押し付けるのではなく、子どもの気持ちを受け止め、意見を聴いてからつくる
・ハードルは高くせず、やればできるけれど、「継続・定着」が難しい行動を目標にする
・評価のポイントを明確・具体的にする
・できなかったときのリカバリー策も設ける

行動契約のメリット
・自己コントロールが育つ
・自分の頑張りや努力が目で見て分かる
・将来就労したときに給料の仕組みを理解しやすくなる


異性との関わり方、距離感の教え方は?

発達障害の男の子、思春期はどんな時期?変化の内容や大人の関わり方のポイントを解説!の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161010249

異性との関わり方や性的なことについて、親からの自立をしようとしはじめる思春期に入ってから急に教えるのではなく、小学生のころから少しずつ教えていくと、混乱を減らすことができます。

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