子育て情報『ダメ男の仕打ちに苦しんだ私から、アスピーガールたちへ。「幸せな恋愛」のために絶対すべきコト』

2018年10月10日 07:00

ダメ男の仕打ちに苦しんだ私から、アスピーガールたちへ。「幸せな恋愛」のために絶対すべきコト


辛い恋愛経験が多い、自閉スペクトラム症(ASD)の私

自閉スペクトラム症(ASD)がある女性(アスピーガール)は、相手の言葉を文字通りに捉えてしまう特性のために騙されやすく、人間関係、ことに恋愛でのトラブルに巻き込まれやすいという話を読み聞きする。

かくいう私も散々な目にあってきた。もちろん、誠実な人間関係を築き、話し合いの末に袂を分かった男性もいるが…。少ない恋愛経験の中でも、DV、モラハラ、二股、ストーカー、独身のふりをした既婚者、私のカードを無断で使ってキャッシング(順不同)…ざっと書いただけで、自分で自分が心配になってきた。

その詳細を全て書くと、うんざりするほどの長編になってしまうし、ご高覧の皆様がどんよりした気持ちになってしまうことは間違いなく、そこは私の望むところではない。とにかく、「鈴木は恋愛で嫌な思いをたくさんしてきたのだな」とご理解いただければありがたい。

私はアレキシサイミア(失感情症)であるため、自分の感情を即時に判断できないことがある。不快や恐怖のドキドキを、ときめきのドキドキと勘違いしてしまい、そのままお付き合いして…ということもあった。
吊り橋効果(強い不安や恐怖を感じているときに出会った相手に対し、恋愛感情を抱きやすくなる効果)が日常で起こっている状態だ。とはいえ、全員がそうした心理現象による錯覚だったわけではなく、ほとんどの恋愛は好意から始まっていた。


「ダメ男好き」ではないのに、どうして!?

こうしたことから私は、「ダメ男好き」という称号を授かることがある。だが、これが実に不本意極まりない。そもそも私は「ダメ男好き」なんかではない。

では、「ダメ男好き」とはどういう人のことを指すのだろうか。友人に、「ダメ男好き」を自認する女性がいる。「例えば月収1000万円とか、とにかくとんでもなく高額な収入を得られたら、ヒモを何人か養いたい」と言うのだ。
これぞ正真正銘のダメ男好きである。

しかし分別のある彼女は「でもそれを実行したら、いくら稼いでいたとしても人生が終わる」とも理解しているので、ヒモを養いたい欲求は、漫画やアニメのヒモキャラクターに愛を注ぐことで満たしている。そして現実では決してダメ男ではない配偶者と、可愛らしい子どもに恵まれている。
対する私には、そうした願望は微塵もない。むしろ経済的にも精神的にも自立していて、対等に話ができ、他者を利用したり見下したりもせず、もちろん暴力など振るわない、健全な人と交際をしたいと願っている。

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