子育て情報『国家資格「公認心理師」とは?資格の取り方や受験難易度、仕事内容から発達障害のある子どもとのかかわりまで解説【専門家監修】』

2022年11月13日 14:15

国家資格「公認心理師」とは?資格の取り方や受験難易度、仕事内容から発達障害のある子どもとのかかわりまで解説【専門家監修】

その仕事内容は幅広く、公認心理師はさまざまな場所で活躍しています。


発達障害がある子どもとの関わり

前章では公認心理師の活躍場所や、業務の内容などを解説しましたが、どの分野においても公認心理師が発達障害のある人、あるいは発達障害のある子どもと接する機会は多く、その役割は重要なものです。

保健医療分野で公認心理師が1年間に支援を行なった対象として発達障害が約80%と最も多く、福祉分野でも発達支援が約80%と最多。また教育分野でも同様に発達障害への対応が約80%と最も多くなっています。

https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000798636.pdf
参考:令和2年度障害者総合福祉推進事業 公認心理師の活動状況等に関する調査|厚生労働省

特に発達障害のある子どもに対する支援として、近年児童発達支援・放課後等デイサービスなどの事業所が増えています。そういった施設で発達障害のある子どもの療育に関わっている公認心理師もいます。気持ちの切り替えや人とのコミュニケーションが苦手などさまざまな課題を抱えた子どもたちに対して支援を行い、課題の解決や改善を目指しています。1人ひとり異なる障害特性に配慮したきめ細やかなサポートをはじめ、保護者からの相談を受けたり、保護者へのアドバイスをすることもあります。



まとめ

公認心理師は心理職唯一の国家資格であり、大学や専門学校での所定科目修了後に大学院で学ぶほかに実務経験や海外の大学での所定科目の修了など、さまざまな方法で受験資格を得ることができます。

仕事については大きく分けて4種類、勤務する分野は大きく分けて5種類程ありますが、公認心理師の仕事内容は幅広く、そのほかでもさまざまな場所で働いています。特に発達障害との関わりも多くあり、公認心理師の発達障害分野での今後の活躍が期待されています。

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