子育て情報『パニック障害(パニック症)とは?突然の発作などの症状や原因、なりやすい人の特徴は?ストレスやめまいとの関係性など医師に聞きました!【医師監修】』

2023年2月18日 14:15

パニック障害(パニック症)とは?突然の発作などの症状や原因、なりやすい人の特徴は?ストレスやめまいとの関係性など医師に聞きました!【医師監修】

これは一度パニック障害を発症すると、その恐怖心や不安を忘れられないという性質と関係があります。予期不安は一般的に長期間続くことが多く、約1ヶ月続くことがほとんどです。病気の急性期には、パニック発作が起こったときの状況がフラッシュバックとなってよみがえることがありますが、治療が進み発作が起こらなくなると、自然に消えていくこともあります。
予期不安では、主に次のような感情があらわれます。

・病気になってしまうかもしれない
・気絶してしまうしまうかもしれない
・死んでしまうかもしれない
・運転中に起きたら、交通事故を起こしてしまうかもしれない
・誰も助けてくれないかもしれない
・発作が起きた場所から、すぐに逃げられないかもしれない
・取り乱したり錯乱して、恥をかいてしまうかもしれない
・人前で吐いたり倒れたりして、恥ずかしい姿を見せてしまうかもしれない
・他人に迷惑をかけてしまうかもしれない

■広場恐怖になりやすい場所や状況をチェック
広場恐怖とは、一般名詞の「広場」の意味に限った恐怖ではなく、ここでは「パニック障害における場所(例:電車などの公共交通機関、駐車場などの広い場所、映画館などの囲まれた場所、大人数が集まる場所、家の外に一人でいる状況など)に関係する恐怖」を意味する医学用語です。
以前発作を起こした場所、もしくは似ているところに行くと「また発作が起きるのではないか」という恐れを抱くことです。次の特徴を持つ場所が広場恐怖になりえると考えられています。

・発作が起きても、誰も助けに来れないところ
・逃げたくてもすぐ逃げられないところ
・発作が起きたら恥をかく、もしくは恥をかくと思われるところなど

また、広場恐怖が頻繁にあり、その状況を回避する行動が強い場合、併存疾患として「広場恐怖症」と診断されます。


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パニック障害の原因、(パニック障害に)なりやすい人の特徴は?

否定的な感情や不安に対して敏感であることは、パニック障害を発症する要因の一つであると考えられています。それをもとに、パニック障害になりやすい人の特徴がいくつかあります。

・完璧主義・几帳面、こだわりが強い人
・不安や恐怖観念が強い
・責任感が強く、自分の気持ちをがまんしてしまう
・感受性が強い
・過度に緊張してしまう
など

これらの特徴があるからといってかならずしもパニック障害になるわけではありませんが、このような気質が一つの原因になっていることがあります。

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