子育て情報『楽々かあさん流!子どものアンガーマネジメント。「怒っちゃダメ!」では解決しない?お家でいますぐできる実践法』

2023年6月20日 14:15

楽々かあさん流!子どものアンガーマネジメント。「怒っちゃダメ!」では解決しない?お家でいますぐできる実践法

自分の気持ちが数値で相手に正確に伝わると、それだけで気持ちを落ち着けやすくなり、相手に分かってもらえて、今の自分の状態を客観視できただけでも、怒りのレベルがひとつ下がってクールダウンできることもあります。
これを繰り返していると、だんだんと「今の怒りは"超最悪"ってほどでもない」などと中間の気持ちの表現ができるようになったり、スケールがないときでも「今のHPは30くらい」などと、伝えられるようにもなるでしょう。

こうして、子どもが自分の気持ちを客観視しながら、今の気持ちを"口からの言葉"で表現できるようになると、それだけでトラブル自体が減ってくると思います。
また、親や先生に気持ちや状況を言葉で伝えるのがあまり上手ではない子どもは、友達トラブルの際に何かと不利になることもありますが、言葉で周りの人に正確に伝える力をつけていくと、いじめの予防や早期発見にもつながりやすいのではないでしょうか。

そして、親の責任上、どうしても言いたいお説教がある場合も、一通り話を聴いた上で、子どもがやや落ち着いてから、「そういうときは、なんて言えば/どうしたら、よかったと思う?」などと、子ども自身に適切な言葉や行動を考えてもらうほうが、「次はできる」確率UPです。
もし、その子が本当に適切な言葉や行動を知らなければ、「そういうときは、〇〇って言えばいいんだよ」「次からは、こうしてみようか」と、具体的にその都度インプットするようにコツコツ教えればOK(忘れないように何かに書いておくのもテ)。
また、子どもが極端な考え方・受け取り方をしている気がしたら、「こう考えてみてはどうかな?」という提案や、「お母さん/お父さんだったらこうする」「〜って思う人もいれば、〜って思う人もいるかも」など、別の立場の人の考え方や受け取り方を伝えてみるのもいいでしょう。

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それでも、親が話を十分聴いたあとでもイライラ・モヤモヤとした気持ちがくすぶっていたり、そもそも何も話してくれなかったり、感情の持って行き場がなくて、とにかく今スグ何かに八つ当たりしたいことだってあると思います。

怒りの感情が高ぶっているときに、「人を叩いてはダメ」「モノを壊しちゃダメ」などと正論で言い聞かせようとしても、子どもの理性には届きませんから、うちでは現実的な対処法として「やっていいこと」を具体的に教えます。

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