水筒を3日熟成!?ADHD息子、中学生になっても忘れもの多発!声かけ、メモも効果なし。忘れ物対策、熱中症対策は?
「保健室に相談しに行こう」と思うことはありません。
Upload By 丸山さとこ
そんな彼を見かねて、ある夏の日の部活中に顧問の先生が「熱中症になるといけないから」と経口補水液を渡してくださったことがありました。
そのときは改めて口を酸っぱくして「夏や、夏のように暑い日は絶対に水分をとらなくてはならない」とコウに言い聞かせましたが、未だに学校で水を飲んでいるかどうかはよく分かっていません。
水筒は3本用意。それでも間に合わないときはペットボトルで!
話は忘れ物対策のことに戻りますが、今のところ、コウの『水筒持ち帰り忘れ』への対策として一番効果を発揮しているのは3本用意してある水筒です。
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もともと小学校で使っていた2本の水筒に加えて「中学生になったらたくさん飲むようになるかも」と考えて大容量の水筒を買い足したため、結果的にコウ用の水筒が3本ある状態になりました。
でも、まさかこの3本の水筒全てが活躍するようになるとは思いませんでした。
(さらに、中学生になってもここまで水を飲まない状態が続くとも思っていませんでした。こちらもこちらで課題だなと感じています)
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3本の水筒を使い切ったときやコウが「今日は暑くないから大きい水筒は使いたくない」と言うときは、ペットボトルの飲料を使うことにしています。今のところペットボトルを活用する回数は少ないですが、いざというときの控えとして数本ストックしておくと安心です。
「災害時のローリングストックにもなるしね~」と心の中での合理化を図りつつ、ストックを切らさないように心がけています。
執筆/丸山さとこ
(監修:鈴木先生より)
定型発達の人でも傘を忘れることはときどきあるので、たいていのご家庭にも傘の予備はあると思います。しかし、ADHDの場合、忘れたこと自体に気づかないケースが多いため、私が勤めているクリニックの傘立ては、雨が続くごとに傘が徐々に溜まっていくというエピソードがあります。
高校生くらいまでは保護者の管理下にあるという環境のため、保護者が学校の準備をしているご家庭では、ADHDがあっても自分自身では忘れものはしないと勘違いをしてしまう人がいらっしゃいます。
しかし、大学生になってから一人住まいになるとチェックする保護者がいないので忘れ物が目立ち、部屋も片づけられず、自分はADHDではないかと考えて受診されるケースはよくあります。