子育て情報『睡眠薬デエビゴとは?効果が強い?副作用や服薬について解説/医師QA』

2023年6月29日 14:15

睡眠薬デエビゴとは?効果が強い?副作用や服薬について解説/医師QA


睡眠障害とは?服薬で治るの?

不眠症・過眠症・睡眠時随伴症など睡眠にかかわる病気を総じて睡眠障害といいます。なかでも多いのが不眠症です。夜寝つきが悪い、夜中に目覚めてしまう、熟睡できないなど症状はさまざまで、日中の活動に影響が出ることがあります。不眠の原因はストレスなどの心理的原因や、病気による身体的原因など多岐にわたりますが、睡眠環境や生活習慣を見直すことで改善される場合も多くあります。

よい睡眠環境は、明るさ、音、温度がポイントです。寝るときの部屋の明かりは、なるべく暗くしましょう。明るいままだと、心身をリラックスさせるのに必要なメラトニンの分泌が抑制されてしまいます。真っ暗な環境が苦手なときは、豆電球や間接照明をつけるのもおすすめです。
また、朝日が原因で早く目覚めてしまうときは、遮光カーテンを利用するといいでしょう。

睡眠中でも音は脳に届くので、快眠のためには静かな環境づくりを心がけましょう。テレビの音や人の話し声が聞こえると、眠りが浅くなることも。静かな環境づくりがむずかしいときは、耳栓をするのも一つの方法です。
暑すぎたり寒すぎたりするのも、快眠の妨げになります。寝具を調整したり、エアコンのタイマー機能を活用したりして工夫しましょう。

寝床でスマートフォンを使うと脳が興奮状態になり、寝つきが悪くなると言われています。また、睡眠の質を下げないためには、食事は寝る2時間前には終えましょう。
コーヒーや日本茶、チョコレートなど、カフェインを多く含むものは、夕方以降は摂らないことも大切です。

環境や生活習慣を見直しても、なかなか改善されない場合、薬による治療を行うことがあります。

睡眠障害で処方される薬は、大きく3種類に分けられます。
1つ目は「ベンゾジアゼピン受容体作動薬」。
これは、脳の興奮を抑える物質の働きをうながして脳を休ませます。非ベンゾジアゼピン系睡眠薬の「ルネスタ」、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の「ハルシオン」「レンドルミン」などがあり、短時間で効果を実感しやすいのが特徴です。一方、依存性が出やすかったり、服用を続けると薬が効きにくくなったりすることもあります。以下のような薬が発売されたこともあり最近はあまり用いられなくなりました。


2つ目は「メラトニン受容体作動薬」。
1日の睡眠・覚醒サイクルを司っている視交叉上核に存在するメラトニン受容体(MT1/MT2)

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