2023年12月11日 14:15
「もう登園させたくない」こども園での息子の他害に思いつめる母。その時ママ友と先生は…【読者体験談】
また私は時間さえあれば他の保護者の方たちとなるべく話したり、交流するように心がけました。トラブルがあったときは、直接顔を合わせて謝るようにしました。みなさん普段から私が息子の他害行為に悩んでいるのを知っているせいか、息子が他害しても不快な表情も出さず優しく対応くれました。
こども園では、お友達が「息子くんに髪を引っ張られたんだよ」と教えてくれることがありました。そういうときは、お友達に「痛かったね、ごめんね」と伝えるようにしました。子どもたちは私の言葉を聞くと、いつも「いいよ」と許してくれました。優しい子どもたちに恵まれたと思います。こども園へは誰よりも遅く登園し、誰よりも早く帰宅していたので他のママに会う機会があまりありませんでしたが、みなさん「お互い様ですよ」という雰囲気で接してくれたのがうれしかったです。
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息子の他害行為に変化が?
息子が年中になった時、児童発達支援に年少のお友達が入ってきました。そのお友達はよく走るお子さんで、その子のあとを追いかけるのが楽しい息子は、お友達と会えるのを楽しみにしていました。
その日も息子は、お友達と一緒に走るのを楽しみに登園しました。ただ、いつもそのお友達のママが「一緒に走ろう」と誘ってくれるのですが、その日はママはおらずそのお友達だけでした。息子は一緒に走りたいのに、お友達は誘っても走ってくれません。すると息子は、泣きべそをかきながら、そのお友達の髪を引っ張ってしまいました。私は慌てて止めましたが、その一方で「あること」にびっくりしました。
それまでの息子は人ではなく物に関心があり、それまでの他害行為は欲しい物が手に入らないから、相手の髪を引っ張ることばかりでした。ですが、この時初めて物ではなく人に関心を持ち、一緒に遊んでほしくて怒ったのです……。
他害行為は決して許されることではないのですが、物ではなく人に関心をもつようになった息子の変化に驚きました。
年長で他害行為は減り、小学生になった今は友達とのトラブルはなくなりました
年長に入ってからは児童発達支援でもこども園でも他害行為はほとんどなくなりました。少し言葉も増え、気持ちを伝えられるようになったというのもありますし、環境に慣れたというのもあったからだと思います。
就学前は、子ども園には通わず児童発達支援だけ通わせればよかったのかと何回も思いましたが、小学校に入学して間もないまだ慣れていない時にこども園のお友達と昼休み遊んでいた話を担任の先生から聞き、こども園にも通わせていてよかったと思いました。