子育て情報『多動で園トラブル…3歳児に表れやすいADHDの特徴や症状は?【医師監修】』

2024年2月18日 12:15

多動で園トラブル…3歳児に表れやすいADHDの特徴や症状は?【医師監修】

当てはまる反応や行動の数が多いからといって、すぐにADHD(注意欠如多動症)と診断されるわけではありません。


子どもの発達が気になったらどこに相談すればいい?

3歳頃の子どもの発達が気になった時に相談できる窓口を紹介します。まず、保健センターで実施している3歳児健診の際に相談することが可能です。3歳児健診では子どもの発達の様子を医師によって見てもらうことができるため、不安なことがある保護者はその際にADHD(注意欠如多動症)についても相談してみるといいでしょう。また、健診とは関係なく、保健センターにADHD(注意欠如多動症)について相談することもできます。予約が必要な場合もありますので、あらかじめWEBサイトなどをご確認ください。

ほかにも子どもの発達について相談するには以下のような場所があります。
・児童家庭支援センター
・児童相談所
・児童発達支援センター

場所によっては対面ではなく電話などで相談することもできますので、確認したうえで相談しやすい場所を利用しましょう。


https://www.mhlw.go.jp/kokoro/youth/docs/book_P21-26.pdf
参考:困ったときの相談先|厚生労働省

https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/078/078594.html
参考:3歳児健康診査|三鷹市


まとめ

ADHD(注意欠如多動症)は3歳では診断は難しいですが、3歳児は身体の発達や集団活動の増加などによって、それまでとは違った困り事が表れてくることがあります。この頃に「ADHD(注意欠如多動症)かもしれない」と感じる保護者も多くいると思われます。
ADHD(注意欠如多動症)の困り事は特性によって起こるため、むやみに叱ったり言い聞かせても困り事がなくなるわけではありません。また、叱られ続けることで自己否定が強くなり、精神的な症状につながる可能性もあります。

ADHD(注意欠如多動症)の子どもには、環境調整や行動への介入によって困り事を減らしていくことが有効と言われています。

気になる様子があったら3歳児健診の際や、自治体の窓口などに相談し、適切な対処をしていくことが大切です。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」

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