「人との距離が近すぎる」発達障害息子、トラブル勃発!?友達付き合いも難しく…
とにかくよく泣いて目が離せない!誤飲やボヤで大変だった乳児期
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乳児期はとてもよく泣く赤ちゃんだったと思います。そして、後追いをほとんどしませんでした。後追いが激しいお子さんを育てている親御さんの苦労はよく耳にしていましたが、「見えなくなると不安で泣いてしまう」「トイレにも行けない」などといった行動がなくて拍子抜けしたのを覚えています。
ただ、後追いがない子育ても気が抜けず大変でした。具体的には、目を離すとすぐにどこかにいなくなってしまう。何でも口にしてしまう時期には、それはそれは大変で……私より早く目覚めたタクがほかの部屋へと一人で進んで行ってしまって、部屋中を冒険して誤飲の心配が絶えませんでした。
一瞬の隙にボタン電池を飲み込んでしまって、肝を冷やしたこともあります。嫌な予感がしてすぐに病院を受診し、翌日には便と一緒に排出されました。
目を離した隙にオーブンで遊んでボヤ騒ぎを起こしたこともありました。
人との距離感が近すぎる。幼児期ってこんなもの?
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歩けるようになるとさらに目の届かないところに飛び出していくことが増えました。買い出しに行く時には、常に手を繋いでないと好奇心が向くまま飛び出していってしまいます。公園に遊びに行くと、大きなお兄ちゃんたちが遊んでいる中に突っ込んで行く。犬の散歩をしている人を見かけては走って触りに行ってしまう。
警戒心がなく甘えん坊なタクは、優しそうな人を見るとグイグイ距離を詰めていきます。商店街を歩いている時に微笑みかけてくれたおじさんに対して、自ら手を繋いだ時もありました。
私とタクと知らないおじさんが3人で手を繋ぎ歩いたのは、思い出しても苦笑してしまいます。
ファーストフードで食事をしている時、隣のおばあさんが食べているナゲットをタクが欲しがって見ていた時がありました。おばあさんのご好意で1つ頂くことになり、一つまた一つと頂いてしまって5個中3個も食べてしまったことがあります。幼く甘えん坊なタクは可愛がってもらえましたが、私はこの距離感の近さに違和感を覚えていました。ちなみにそのあと、ナゲットは丸ごと買い直させていただきました。
距離感が近いタクに対して、優しく接してくれる人もいればそうでない人もいました。タクの距離感の近さやヤンチャさ故に世間に対して肩身の狭い思いを抱きつつも、ずっと家で遊ばせているのも難しくて外出することへのジレンマがありました。