子育て情報『授業中に離席、脱走…「スクールカウンセリング」が通常学級から特別支援学級転籍のきっかけに【現役カウンセラーのアドバイスも】』

授業中に離席、脱走…「スクールカウンセリング」が通常学級から特別支援学級転籍のきっかけに【現役カウンセラーのアドバイスも】

しかし繰り返される教室脱走。

教室内でトラブルを起こす日々が続いて、別の子に付いていたはずの支援員の方に負担をかけることが増えていきました。私は、先生やクラスメイトに対して申し訳ない気持ちが大きくなっていくけど、行動改善ができずに日々焦りと苛立ちが積もっていきました。

そんなある日、担任の先生から「スクールカウンセリング」について教えてもらいました。学校に配置された公認心理師などの資格を持つスクールカウンセラーの方のカウンセリングを受けたり、アドバイスをもらえたりするというものです。

私がお世話になったスクールカウンセラーの先生は月に2回ほど学校に来てくれて、子どもだけ・親だけ・子どもと親などさまざまな形でお話してくれました。

物腰が柔らかく、とても優しい先生でした。当時の私は子育てだけではなく、仕事や義実家同居のストレスがとても大きくて……!それを踏まえて私のメンタルが安定するように親身になってたくさんの話を聞いてもらえました。
タクだけではなく、私も救ってくれた恩人であり、今でも感謝しています。


特別支援学級という選択

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面談を重ねていくうちに、私もタクと落ち着いて話せるようになっていきました。そして、「なんで教室を出ていきたくなるの?」と聞いてみると、タクには聴覚過敏の傾向があり、「教室がうるさい」と感じて出ていきたくなるのだと分かりました。

今までずっとワガママで出ていきたくなっているんだと、ルールを破ることに罪悪感がないんだと思い込んでいた私。タクなりにきちんと理由があったことを知りました。それが分かった時はショックでしたが、より一層タクの学校生活に向き合っていかなくてはと思いました。

そしてついに小1の秋ごろ、「次年度から特別支援学級への転籍を考えてみてください」とお話がありました。


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正直なところ、転籍を打診されてすぐはマイナス思考のほうが大きかったです。しかしWISC知能検査、小児神経科の受診を進めるうちにだんだんと私の心に変化がありました。教室にいるだけでストレスを感じてしまう通常学級よりも、タクの特性を把握してくれている支援の先生に見てもらうほうがタクにとって良いんじゃないのか……?と。

読み取る力が弱いタクは、国語や算数の文章問題が苦手なようでした。でも、横に付いて問題を声に出して読んであげると理解できるのです。

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