子育て情報『授業中に離席、脱走…「スクールカウンセリング」が通常学級から特別支援学級転籍のきっかけに【現役カウンセラーのアドバイスも】』

授業中に離席、脱走…「スクールカウンセリング」が通常学級から特別支援学級転籍のきっかけに【現役カウンセラーのアドバイスも】

通常学級では横に付いてここまで細かく指導してもらうことはできないけど、特別支援学級であればそれが可能です。

特別支援級を見学をして説明を受けるうちに、今のタクにとって必要な手厚い指導が受けられるありがたい場所なんだという意識が芽生えていきました。

実際に発達障害の診断を受けるまでには、大変な思いやトラブルもありましたが、あの期間と向き合ったからこそタクにとって良いと思える選択ができたんだと思います。

仕事を休んでスクールカウンセリングに向かうのは罪悪感もあって、時間的に負担を感じることもありましたが、何よりも大切な時間だったと思います。スクールカウンセラーの方が担任の先生と保護者の中間に立ってくれて、的確な助言をくださったおかげでうちの家族は支援に繋がれたのだと思います。

こうしてタクは小2の進級のタイミングで特別支援学級に転籍することになり、中3の現在も特別支援学級で学んでいます。将来のことを考えると不安になる時もありますが、あの時に特別支援学級に転籍するという決断は正しかったと胸を張って言えます。これからもタクの良さが生きる環境で、輝いていってほしいと願います。


執筆/もっつん

(監修:初川先生より)
タクくんが小学校入学後、教室から出てしまうことなどが続き、スクールカウンセリングを通して特別支援学級に転籍されたエピソードをありがとうございます。小学校に入学してみたら、できるだろうと思っていたのに集団生活や学習に困難さが表れ、どうしてと困惑されること、ありますね。それまでの家庭での様子、園での様子からはそこまで不適応になると思わなかったと語られる保護者の方は結構いらしゃいます。小学校という枠組み、例えば多ければ35人で一クラスで過ごすこと、45分間着席していることが基本であること、時間割が決まっていて気分が乗らなくともその時間に決められた学習に取り組むことなど、それまで経験してきたこととは多かれ少なかれ異なる環境への適応が求められます。だからこそ、「小学校に入ってから問題行動が」ということが起きる場合があるのです。

お子さんが学校でうまく過ごせていないとなれば、保護者としては困惑や焦り、怒り、不安が湧き立つことがあるでしょう。学校からの電話や連絡帳が恐怖に感じられる方もいらっしゃいます。もっつんさんは当初「何で立ってしまうの?」と責めてしまったとのこと。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.