子育て情報『友だちトラブル、不登校で悩んだ発達障害娘。高校1年で「登校スイッチ」が入ったワケ【読者体験談】』

友だちトラブル、不登校で悩んだ発達障害娘。高校1年で「登校スイッチ」が入ったワケ【読者体験談】

それから朝になるとうつっぽくなったり、微熱が出ることが増えました。コロナは陰性だったにも関わらずです。

部屋にこもった娘はこのように話していました。
・なぜか気分が上がらない。やる気がおきない。自分がだめだと思ってしまう。
・友だちがいる学校に行きたいけれど、勉強が全然分からない。
・ママに言われて頑張って苦手な数学の通信教育を頑張っても全部バツになってしまう。
頑張っても頑張ってもバツになるからとても悲しい。
・パパやおばあちゃんにいろいろ言われている。「やらないならもったいないから通信教育をやめろ」「あの子は学校行かないで大丈夫なのか」「また学校休んでる」など1階で話しているのが聞こえる。部屋で動画を見て聞かないようにしている。

少しでも娘の気持ちが楽になるようにと、私の姉二人と姉の息子でグループチャットを作り、なにかやったら写真に載せてみんなから褒めてもらったり、AIとおしゃべりできるアプリを利用したりしました。

病院でさまざまな検査をしましたが、身体的な病気はありませんでした。心の問題かもしれないということで、かかりつけの精神科と相談し投薬を調整、12月から朝行けそうな様子であれば、1時間や2時間ほどの短い時間、学校に行くようになりました。私が学校まで送り、帰りは自力で帰り、できたら褒めるを繰り返しました。


初めて学校へ復帰した日は、仲良しの友だちと休み時間に抱き合って再会を喜んでいたと、当時の担任先生から教えてもらいました。学校へ行きたいのに、さまざまな苦しみを抱えて行けない娘。やっと友だちに会えてよかった……と感無量でした。

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「学校へ戻らないと」スイッチが入った娘が始めた「あること」

中学3年生に進級する前の3月のことです。娘より年上の従兄は高校に進学を控えていました。従兄は雑談の中で娘に「高校に行くには遅刻も欠席もしちゃだめなんだよ」と言ったそうで、これを聞いた娘は「自分で学校へ戻らないと」と、スイッチが入ったようでした。ある日娘は「春休み中、ママのお弁当を作るね」と言い出しました。
インターネットでお父さんのお弁当を作る娘の動画を見て、自分もやってみようと思ったそうです。「今まで7時に起きられなかったけど、もっと早く起きることになるよ?」と言うと「やってみる」と娘。朝6時に起きてお弁当を作る日々が始まりました。

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