子育て情報『ストレス性の腹痛、もしかして過敏性腸症候群?発達障害との関連はある?【医師監修】』

ストレス性の腹痛、もしかして過敏性腸症候群?発達障害との関連はある?【医師監修】

また、ストレスや緊張などで症状が悪化することもあり、そのためにさらに外出がしづらくなる場合もあります。

厚生労働省のWebサイトでは以下のように記載されています。

過敏性腸症候群(Irritable bowel syndrome:IBS)は、大腸の正常な機能を妨げる慢性疾患です。症状としては、腹痛、腹部疝痛(痙攣)、腹部膨満感、便秘、下痢などがあります。IBS患者の多くは、症状を軽減するために補完療法に頼ることがあり、そして、これらのアプローチの中には、いくらか有用である可能性を示す新たなエビデンス(科学的根拠)も出てきています。

引用:過敏性腸症候群(Irritable bowel syndrome:IBS)と補完療法について知っておくべき7つのこと|厚生労働省 eJIM

https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/communication/c03/11.html
また、過敏性腸症候群は次のように診断基準が定められています。

過敏性腸症候群の診断は、ローマ基準に従って、過去3カ月間に少なくとも週1回の頻度で腹痛がみられ、かつ以下の基準の2つ以上に該当する場合に下されます。

・排便に関連した痛みがある。

・痛みが排便回数の変化(便秘または下痢)に連動している。
・痛みが便の硬さの変化に連動している。

引用:過敏性腸症候群(IBS)|MSDマニュアル家庭版

https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/03-%E6%B6%88%E5%8C%96%E5%99%A8%E7%B3%BB%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E9%81%8E%E6%95%8F%E6%80%A7%E8%85%B8%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4%EF%BC%88ibs%EF%BC%89/%E9%81%8E%E6%95%8F%E6%80%A7%E8%85%B8%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4%EF%BC%88ibs%EF%BC%89#%E7%97%87%E7%8A%B6_v756682_ja
過敏性腸症候群に似た症状の疾患は複数あるため、子どもが上記の基準に当てはまっても、自己判断せずに消化器内科や小児科などで医師の診察を受けることが大切です。

過敏性腸症候群の治療では薬物療法のほかに、食生活の改善、精神療法などが行われます。

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