子育て情報『ストレス性の腹痛、もしかして過敏性腸症候群?発達障害との関連はある?【医師監修】』

ストレス性の腹痛、もしかして過敏性腸症候群?発達障害との関連はある?【医師監修】

薬物療法では腹痛緩和のために抗コリン薬が用いられることが多く、ほかにも下痢や便秘など過敏性腸症候群の症状に応じて適した薬が処方されます。また、痛みや精神的な症状の緩和のために抗うつ薬が用いられ、薬物療法の効果が低い場合には認知行動療法、催眠療法などを行う場合もあります。

食生活の改善も症状やその人の体質に応じて適した対応を行います。一回の食事の量を減らして食べる回数を増やし、ゆっくりと食事をするようにすると改善する人が多い傾向にあります。

また、負担となる食べ物を減らす方法もあります。乳糖不耐性の人は乳製品を避けたり、ガスがたまりやすい人は豆やキャベツなど消化しにくいものを避けたりするなど、症状や体質を考慮して食生活を改善を行います。

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https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/03-%E6%B6%88%E5%8C%96%E5%99%A8%E7%B3%BB%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E9%81%8E%E6%95%8F%E6%80%A7%E8%85%B8%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4%EF%BC%88ibs%EF%BC%89/%E9%81%8E%E6%95%8F%E6%80%A7%E8%85%B8%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4%EF%BC%88ibs%EF%BC%89
参考:過敏性腸症候群(IBS)|MSDマニュアル家庭版

https://www.niph.go.jp/wadai/mhlw/1995/h071214.pdf
参考:宮本信也,星加明徳,生野照子,平山清武,斉藤万比古「小児心身症についての調査(Ⅱ)-過敏性腸症候群と判断された症例のまとめ-」|国立保健医療科学院ホームページ


発達障害と心因性の腹痛・過敏性腸症候群は関係あるの?自家中毒についても

ASD(自閉スペクトラム症)の子どもは過敏性腸症候群などの消化器症状を併発することが多いと言われています。必ず併発するわけではありませんが、「もともとの身体過敏性」「不適応からくる身体化症状」「こだわりによる身体症状への固着」などの特性から身体症状が長引く可能性が高いことも原因だと考えられています。


また、ストレスから腹痛が生じる疾患として自家中毒も考えられます。

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