子育て情報『不安障害(不安症)とは?診断基準・種類・治療法・相談先・周囲の対応法まとめ』

2018年6月26日 12:00

不安障害(不安症)とは?診断基準・種類・治療法・相談先・周囲の対応法まとめ

と名付けられていますが、日本では「場面緘黙症」「緘黙症」と呼ばれるのが一般的です。

◇症状
他の状況では話すことができるにも関わらず、話すことが期待される特定の状況において一貫して話すことができなくなります。人によっては、家の中で家族や親しい友人とは話せるのに、学校に行くと話すことができなくなることがあります。そのような症状が一カ月以上続き、学業上、職業上の成績や対人コミュニケーションに悪い影響を与えてしまいます。

◇不安恐怖の対象
選択性緘黙の不安、恐怖の対象は、社会的交流、人と話すこと、人前で話すことです。

◇原因
この疾患の明確な原因はまだ分かっていません。原因の一つに考えられているのが性格です。過度な内気、否定的思考、強迫的傾向はこの疾患の原因となる可能性があります。
さらに、親が管理的であったり過保護であったりする子どもは、そうでない子どもよりこの疾患を発症しやすいという研究もあります。


不安障害を発症しやすい人の特徴

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不安障害は、男性より女性の方が発症しやすいといわれています。以下のような特性の人は不安障害を発症しやすいという研究があります。・感受性が高い
・自己評価が低く、自信がない
・周囲の人を気にしすぎる
・理想主義
・完璧主義

このような特性を持っている人は不安・緊張状態になりやすく、不安障害を発症しやすいと言われています。一方、発症した結果としてこのような特性が出たり、強まったりすることもあるとも考えられます。

他者の反応が気になる傾向にあり、病院へ行きづらさを感じたり、病院へ行くこと自体を拒否してしまったりする人もいるようですが、治療を進めることで特性が和らぐこともあります。



不安障害の相談先と治療先

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まずは、全国精神保健福祉センターや身近な精神科、心療内科へ行き相談しましょう。

病院へ行くことに不安や恐怖を感じる方は、電話で相談から始めると良いでしょう。全国保健福祉センターでは相談ダイヤルが設置されており、時間は自治体によりますが、電話で相談できる環境が整っています。

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