子育て情報『学校給食は学びの宝庫! 食を通して身につける「自ら考え、判断する力」とは』

2019年6月7日 09:16

学校給食は学びの宝庫! 食を通して身につける「自ら考え、判断する力」とは

親御さんが「わが子は何でも食べる」と思っていても、それは「“家で作られるものなら”何でも食べる」ということである場合も。親御さんは学校の献立表を見て、おうちのメニューのレパートリーを広げるといいですね。

食物アレルギーの問題は、丁寧な学校とのやり取りや、子ども自身に「食べてはいけないものが入っていないかどうか」を見極める力をつけさせることが大切です。人に頼っていると、どこかで間違いが起きる可能性は出てきますので。

いずれにしても、学校給食の中で子どもたちは多くの学びを獲得していきます。保護者向けの試食会なども行われていますので、我が子がどのような給食を食べているのかを知る機会として、ぜひ参加してみてください。

学校給食は学びの宝庫! 食を通して身につける「自ら考え、判断する力」とは


給食の時間が「楽しみ!」なら問題ない

子どもと食事に関する親御さんからのご質問にお答えしましょう。

【親御さんからの質問 1】

子どもに聞いた話から「給食は毎日完食」だと思い込んでいたのに、家庭訪問で先生から「わりと残しています」と言われ、びっくりしてしまいました。
給食を残したことを隠すなんて……と、ちょっと戸惑っています。子どもには給食を完食させたほうがいいですよね?どうしたらいいでしょうか。

子どもが給食を残す理由は一律ではありません。単純に量が多すぎるとか、時間が足りなかったとか、嫌いなものがあったなどです。

子どもたちの食べる量は、かなり個人差があります。全員に同じ量が配られれば、中には残してしまう子がいるのも当然のことです。また低学年だと、牛乳を1本飲むとそれでおなかがかなりいっぱいになり、他の物を残してしまう場合もあります。牛乳は多くの学校で全学年同じ量になっていますので、ここは改めてほしいところです。
大切なことは、徐々に「自分が食べられる量」を自分で判断できる力を育てること。そして、「多いから減らして」「もう少し食べられそうだから増やして」などと言える力をつけるといいですね。また、食べる時間は学年により違いますが、おおよそ15~20分ぐらいで食べ終わるのが目安です。小学校では、「嫌いなものでも食べなさい」と強くすすめる先生もいれば、嫌いなものを無理強いしない先生もいるというように、先生によって指導が違う場合も皆無ではありません。担任の先生によって給食指導の方法はいろいろなので、もし戸惑う場合には先生に相談してみてはいかがでしょうか。

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