子育て情報『子どもの身長を伸ばすために知っておきたい【成長スパート】と【予測身長の計算式】』

2020年7月25日 08:13

子どもの身長を伸ばすために知っておきたい【成長スパート】と【予測身長の計算式】

成長スパートグラフ

(画像引用元:順天堂大学|成長スパートってなに?)

“予測身長+4cm”も夢じゃない!?

まずは、両親の身長から割り出す「予測身長」を計算してみましょう。

■男子の予測身長
(両親の身長の合計+13)÷2+2
■女子の予測身長
(両親の身長の合計-13)÷2+2

たとえば、お父さんの身長が173cm、お母さんの身長が162cmだとします。娘の身長は何cmまで伸びると予測されるでしょうか。計算式に当てはめると次のとおり。
(173+162-13)÷2+2=163
娘の予測身長は「163cm」という結果になりました。

もちろんこの計算は“予測”なので、結果よりも大幅に伸びたり、逆に大きく下回ったりすることも十分考えられます。結果にとらわれて一喜一憂せずに、予測よりも身長を伸ばすためにできることを合理的に考えるようにしましょう。

西別府病院スポーツ医学センター長の松田貴雄先生によると、「予測身長よりも身長を伸ばすには、成長ピークの前に運動や遊びで体を動かすことが大切」だそう。
また、順天堂大学スポーツ健康科学部先任准教授の鯉川なつえ先生は、「成長スパートに合わせて栄養、睡眠などをしっかりとれば、“予測身長プラス4cm”を目指せる」と述べています。

続いて、具体的にはどのようなことに気をつければいいのか、毎日続けられる工夫や、身長を伸ばすコツについて解説していきます。

成長スパート03


成長スパート期に意識すべき3つのポイント

成長スパート期に、特に意識して取り組みたいのは次の3つです。日頃からしっかりと意識して管理している親御さんも多いかと思いますが、成長スパート期だからこそ効果を発揮する方法もあるので、ぜひ参考にしてください。

1. 適度な運動
骨は刺激を与えることで強くなり、伸びていきます。鯉川先生によると、身長を伸ばすためには次のような運動が効果的だそうです。

●ストレッチや体操(柔軟性を高める)
●鉄棒などのぶらさがりの運動
●スキップやジャンプ、縄跳びなど(骨に刺激を与える)
●水泳(持久能力を高める)

たとえば、鬼ごっこやゴム跳びなど、普段からお友だちと一緒に遊んでいる内容でも十分だということがわかりますね。鯉川先生は、「1日に60分程度」を目安にこのような運動をすることを推奨しているので、昼休みや放課後にお友だちと外遊びするようすすめてみましょう。
ただし、無理な運動は関節への負担が大きくなるので、楽しみながら適度に運動できるようにサポートしてあげてください。

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