子育て情報『増えている子どもの「脳疲労」。1時間以上〇〇している子は要注意!』

増えている子どもの「脳疲労」。1時間以上〇〇している子は要注意!

そして得た情報はすべて脳で処理されるため、情報過多は脳疲労を引き起こします。ゲーム・PC・テレビ視聴時間が1時間以上の子どもは要注意です。

疲れていないように見えても、子どもの脳は疲労しています。大好きなことをしているときはドーパミンが出ているので、疲労感が麻痺しているだけなのです。渡辺氏いわく「人が集中できる時間は20分」なので、20分に1回は休憩を入れましょう。しばらく目をつむり、脳への情報を減らすことで、脳疲労が回復するそうですよ。

脳を疲れにくくする方法3:マインドフルネス
多くの脳科学者や精神科医が、脳疲労対策に「マインドフルネス」をすすめています。マインドフルネスとは、「心を “いま” に向け、ただ目の前のことに集中している状態」です。
精神科医で禅僧の川野泰周氏も、マインドフルネスを推奨するひとりです。

Googleが社員研修に取り入れたことで、ビジネスパーソンのあいだでマインドフルネスが話題になりましたが、じつは子どもにもマインドフルネスは効果あり。イライラや不安が落ち着き、ストレスが軽減するのです。欧米ではすでに教育現場に取り入れられていますが、2021年5月、ついに日本でも科学的なアプローチに基づいたマインドフルネスプログラムを提供する株式会社Melonによって、全国複数の小学校で導入が開始されました。プログラムの実践前後の子どもたちのメンタル状態を比較したところ、全体の約71%の子どもに「ストレス反応の改善効果」が確認されたそうなので、効果はあると言えるでしょう。

最後に川野氏が提案する「子どもに最適なマインドフルネスの方法」と、「子ども向けのマインドフルネス書籍」を紹介します。子どもは吸収が早いので、2週間程度で効果が出るそうですよ。

■子ども向けマインドフルネス1:雲を眺める瞑想
形が変わっていく雲をぼーっと眺めながら、「あの雲は猫に似ている」「車の形みたい」などのように、心が赴くままの連想を頭のなかで表現します。
川野氏は「できるだけひとつの情報に注力して観察すること」が、脳を休めることになると言っています。お子さまと一緒にひたすら雲を眺めてみてくださいね。

■子ども向けマインドフルネス2:呼吸を感じる瞑想
仰向けになり、お腹の上にぬいぐるみやクッションを載せます(大きめでふわふわしたものが◎)。ぬいぐるみが上下する様子を観察しながら呼吸を繰り返しましょう。

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