子育て情報『「感情管理ができる子・できない子」将来の学歴や収入、心の健康に違いあり』

2023年9月14日 16:39

「感情管理ができる子・できない子」将来の学歴や収入、心の健康に違いあり

目次

・子どもは2~3歳頃から感情コントロールを学び始める
・メンタルが安定している子は将来 “成功” しやすい
・メンタルが不安定な子は、将来的に不安要素が多くなる
・「自分の感情をコントロールできる子」に育てる3つの方法
「感情管理ができる子・できない子」将来の学歴や収入、心の健康に違いあり

ちょっとしたことでイライラしてしまう。小さなことを気にして、モヤモヤしてしまう。気持ちの浮き沈みが激しく、自分でコントロールできない――など、日々、自分の感情に振り回され、揺れる心とともに生活している人は少なくないでしょう。

器用に気持ちを切り替えることができればいいですが、理性や倫理観だけでは割りきれないのが「感情」のやっかいなところ。特に子どもたちにとって、成長過程での混沌とした感情の揺れに対処するのは至難の業でしょう。今回は「子どもが自分の感情をコントロールできるようになるには?」という、なんとも難しい課題を考えてみます。

子どもは2~3歳頃から感情コントロールを学び始める

ちょっとしたことですぐに泣いてしまう子、意地悪をされてもケロッとしている子、外では我慢して家で大爆発する子など、子どもはじつに個性豊かです。では、「メンタルが安定している子」「気持ちの切り替えが上手な子」は、どういった発達過程を経てその術を身につけていくのでしょう。


発達心理学が専門の聖徳大学教授の佐伯素子氏によると、子どもは「2~3歳ごろから徐々に感情をコントロールすることを学んで」いくとのこと。この時期によく見られる「なんで?」「どうして?」と大人を質問攻めにする現象からも、物事には原因があることを理解し始めるのが2~3歳頃であり、自分のなかから湧き出る「楽しい」「悲しい」といった感情と、その原因となった出来事を結びつけて考えられるようになります。

さらに佐伯氏は、「4・5歳児になると、相手の気持ちが理解できるように」なり、「言語が発達することによって、自分の気持ちを保護者や友達に言葉で伝えられること」が増えると解説しています。その結果、「お友達と仲良く遊ぶには、自分の気持ちを抑えることも必要であることを経験の中で学んで」いくとのこと。(カギカッコ内引用元:ベネッセ教育情報|小学校入学に向けて、感情をコントロールできる子になる【基礎知識編】)

そして成長するにつれて、次のような変化が見られるそうです。


小学校低学年になると、集団生活でよりもまれていくことに加え、徐々に論理的な思考ができるようになります。中・高学年になると、自分の感情に流されることなく、相手の立場で考えられることも増えてくるので、感情をコントロールする力は増していくと言えます。

(引用元:同上)

このように、少しずつ段階を踏むことで、子どもは自分の感情をコントロールできるようになるのですね。

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