子育て情報『「感情管理ができる子・できない子」将来の学歴や収入、心の健康に違いあり』

「感情管理ができる子・できない子」将来の学歴や収入、心の健康に違いあり

もちろん誰もがうまくできるようになるとは限りません。思考能力・言語能力の発達の程度や、家族や友人との関わり合いなども含め、環境による影響も大いに関係してきます。

1歳前後の子どもふたりがおもちゃを取り合っている


メンタルが安定している子は将来 “成功” しやすい

安定したメンタルを維持できる子は、将来的に勉強や仕事など、あらゆる場面でよいパフォーマンスを発揮できるそうです。

スタンフォード大学附属オンラインハイスクールで校長を務める星友啓氏は、「誰でも、感情が昂ぶっていたら集中して考えられませんし、逆に、気持ちが安定しているときは、勉強や仕事も冷静かつ効率的に進むはずです」と、勉強や仕事の効率を上げるには、気持ちが安定していることが大事だと指摘します。(カギカッコ内引用元:東洋経済オンライン|「自分の感情管理ができる子・できない子」将来の差)

たしかに大人であっても同じことが言えるのではないでしょうか。たとえば、イライラしているときは子どもに対する言動がきつくなったり、普段は忘れ物をしないのに、気持ちが不安定なときはスマホや財布などを家に忘れたり……ということはありませんか?

いまアメリカでは、子どもたちの社会性とメンタルを育てる「SEL(Social Emotional Learning)」というプログラムが広がりを見せています。感情コントロールや共感力のトレーニング、マインドフルネスなどさまざまなメソッドを取り込んで学べる「SEL」。その効果は一時的なものではなく、ずっと先の将来にもつながっているのだそう。


「社会性や感情の力を養うことが、現在の成績やパフォーマンスのアップにつながるだけでなく、将来の学歴や収入、心と体の健康にまで直結していることがわかってきた」と星氏が話すように、自分の感情管理ができる子は、どんな状況でも落ち着いて実力を発揮できるため、成功を手に入れやすいのでしょう。(カギカッコ内引用元:同上)
3歳くらいの妹を後ろからハグする7歳くらいの兄


メンタルが不安定な子は、将来的に不安要素が多くなる

一方、感情に振り回されてメンタルが不安定になりがちな子は、実力を発揮できずに思うような結果を得られないことも。小さいうちはまわりの大人がフォローしてくれても、成長するにつれて差し伸べてくれる手は減り、ますますネガティブな感情に支配されてしまうかも……。

法政大学教授の渡辺弥生氏は、言葉をどんどん覚えてボキャブラリーが増えること=感情の幅が広がることの重要性を説いています。

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