子育て情報『子どもの論理的思考力を伸ばす! 年齢別トレーニング法と厳選ドリル8選』

子どもの論理的思考力を伸ばす! 年齢別トレーニング法と厳選ドリル8選

3歳:直感による規則性や法則性を探索する時期
お茶の水女子大学名誉教授の内田伸子氏らが行った研究では、3歳児は「直感を通じて規則性や法則性を探索する時期」であると指摘されています。この時期に「自分なりの感覚による理解と言葉で表現できるようになること」が、将来の論理的思考の基礎となります。自ら考える楽しさを味わうことで好奇心と探究心が育ち、身近な環境への積極的な関わりを通じて、思考力を発達させていきます。(カギカッコ内引用元:社会福祉法人 日本保育協会|乳幼児の論理的思考の発達に関する研究)

4歳:比較・分類・予測を用いて論理を展開する時期
周囲の状況に注目し始める4歳児は、「比較・分類・予測を用いて論理を展開する時期」であり、失敗や誤りを通じて疑問や葛藤を経験しながら思考を深めていく時期でもあります。まだ状況把握が完全ではないため、空想と現実が混在した論理を展開することもありますが、この過程を通じて世界への理解を広げ、豊かなイメージを形成していく重要な時期と言えるでしょう。(カギカッコ内引用元:同上)

5歳:論理的思考力が飛躍的に発達する時期
多様な視点から推察し、因果関係を理解できるようになる5歳以降は、「論理的思考力が飛躍的に発達」します。結果から原因を推測し、科学的な仮説を立てて検証したり、自分の思考を振り返って物事を考えたり結論を導き出したりします。また、コミュニケーション能力が向上し、複雑な思考も可能になるでしょう。
(カギカッコ内引用元:同上)

6~12歳:具体的思考から客観的思考へ移行する時期
6~12歳は、「具体的思考から客観的思考へ移行し、論理的に考える力が発達する時期」です。機械的記憶が向上し、仲間と集団を形成するギャングエイジでと呼ばれるのもこの時期。「やればできる体験」を通じて自己効力感を得ますが、同時に比較や失敗から劣等感も芽生えます。また、自制を学び、社会性が育つ側面もあります。(カギカッコ内引用元:若手教師のためのワンポイント・レッスン|第7.2章子どもとは何か)

次項では、論理的思考力を伸ばすための具体的なトレーニング方法をご紹介します。「幼児期(2~5歳)」「小学校低学年(6~7歳)」「小学校中学年(8~10歳)」と学年別に解説していきます。これらのトレーニングを通じて、子どもたちは楽しみながら論理的思考力を磨き、学習や日常生活でのさまざまな課題に対応する力を身につけていくことができるでしょう。

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