おいしい国際理解:子どもと作る3か国簡単レシピと食文化ガイド
「食」だけでなく、その国の文化や言語を肌で感じられるので、かなりおすすめ!
■明治の食卓比べてみよう!世界の食と文化
株式会社明治が運営するウェブサイトでは、世界24か国の歴史、文化、生活などが、食文化を中心にわかりやすくまとめられています。写真を交えながら紹介されており、読み応えは十分です。「食」といっても、料理だけでなく食材や食文化の背景まで詳しく書かれているため、子どもたちの理解を深める内容となっています。
■パーティアニマルズ 国際交流イベント情報館
大使館や米軍基地等の情報を中心に、東京近郊の国際交流イベントを紹介するサイトです。各国大使館主催の異文化交流は、子どもの世界観を広げる絶好の機会です。家族で楽しめるバザーやお祭りを通じて、日本にいながら世界の文化や味を体感できます。食や遊びを通じた異文化体験は、子どもの心に残る思い出になるでしょう。楽しみながら国際感覚を育む、魅力的なイベントをぜひチェックしてみてください。
■『せかいのりょうり (小学館の図鑑NEO まどあけずかん 7)』(小学館)
WALNUT(イラスト), 青木ゆり子(監修)
幼児向け絵本です。100か所以上の仕掛け窓が仕込んであり、窓のなかから世界各国の200種類以上の食材や料理が登場します。目で楽しみながら、食文化を学べる図鑑です。
■『世界の市場 : おいしい! たのしい! 24のまちでお買いもの』(河出書房新社)
マリヤ・バーハレワ(著), アンナ・デスニツカヤ(イラスト), 岡根谷実里(翻訳)
世界の「食」の風景が、市場を通して見えてくる本です。市場は食文化の原点。食材や代表的な料理、簡単レシピ、市場に行くときの持ち物まで、詳しく紹介されています。買い物に必要な通貨や言語表現も記載してあるので、旅に持参したくなるはず。市場の様子を活き活きと描いたイラストが子ども心をくすぐりますよ。
「おいしそう!」と子どもが興味をもった料理を、実際につくったり、レストランに行って食べたりして、すぐに実体験できるのが、「食」の魅力ですね。
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「食」は世界をつなぐ架け橋です。いろいろな国の料理を体験することで、子どもたちの異文化への好奇心と理解が自然と育まれます。家族で楽しむ食卓が、将来の相互理解の種まきとなるのです。小さな一皿から、大きな世界へ。グローバルな食育をさっそく始めてみませんか?
(参考)