(編集中)目指せ習慣化! お手伝いで培った力は、大人になってからも役に立つ
身の回りのことを自分でできるようにすることにより自立心を育む大きな一歩です。
家族の一員として家事に参加する段階親が家族みんなのためにしていた家事の一部を、子ども自身も担当していきます。子どもは、自分も家族の一員であることを実感し、また親から感謝されることで家族の役に立てる喜びを知ります。これにより自己肯定感も高まります。
この2つの段階を日常的に積み重ねていくことで、子どもは少しずつ時間の使い方を考えられるようになります。「この時間までにあれをやっておこう」「そのために、いまは遊ぶのをちょっと我慢しよう」と考えられる子になれば、学生時代も社会人になってからも、優先順位を自分で考えて、自律しながら行動できる人に育つことでしょう。
このように、お手伝いには子どもの成長に大きな意味があります。だからこそ、子どもが「お手伝いしたい!」と言ってくれたときは、その気持ちを大切にしたいものです。
では、具体的にどのようなお手伝いをお願いすればいいのでしょうか。年齢に応じたお手伝いの例を、次にご紹介します。
いま何ができそう? 年齢別お手伝いチャート
幼児期前半(1-3歳)
幼児期は、親のすることを真似したがる年頃です。まずは、おもちゃの片付けなど本来子ども自身がするべきことや、ゴミ捨てなどのちょっとしたお手伝いを「一緒にやろう」と誘いかけることから始めるとよいでしょう。*3
簡単な身の回りの整理
掃除
◆幼児期後半(3-6歳)
身の回りのことに加えて、少しずつ家族の一員としてのお手伝いに移っていきます。簡単な食事の準備や片付け、洗濯物をたたむなど、安全にできるお手伝いをお願いしてみましょう。お手伝いを遊びの一環として楽しみながらお手伝いを楽しむことで、「もっと自分でやってみたい」という気持ちも高まっていきます。
食事関連
- 野菜を洗う
- テーブルに自分のスプーンやお箸をセットする
- プラスチック製の食器を運ぶ
掃除
洗濯
- 洗濯物を家族ごとに仕分ける
- 靴下をペアにする
- 脱いだ服をたたむ
幼児期のお手伝いは、親が行なうよりも時間がかかり、失敗することも多いでしょう。
それでも否定的な言葉は使わないようにし、代わりに「頑張ったね」「ありがとう」とほめたり感謝の気持ちを伝えたりし、子どもの達成感を満たしてあげます。*4*5
◆学童期前半(6-8歳)