サプライズなんて不要! 勘違いイクメンの“ズレた気遣い”3つ
という、本当に単純な考えから出た行動なのでしょうね。
でも、残りの家族の分は作らなければなりません。ひとりっ子家庭ならまだしも、この方のようにお子さんが多いなら、炊事の労力はさほど減らないのではないでしょうか。
そもそも、お弁当屋さんに行ったときに、家族全員の分を買って帰るという発想にはなぜ至らなかったのでしょうか。ママからすると、とても不思議な思考回路ですよね。
●(3)不要なサプライズより、家事をやってほしい
『わが家は共働き。フルタイムの仕事を終わらせ、保育園に子ども2人を迎えに行って、スーパーに寄って夕飯の買い物をすませ、クリーニング屋さんで服を受け取り、疲れ果てて帰ったら夫が既に家にいて「ママ、いつもありがとう!感謝の気持ちだよ!」って花束を突き出してきた。
うん、そういうサプライズいらないから、仕事が早く終わったなら子どものお迎え行ってくれないかな ……ってゲンナリしました』(30代女性/会社員)
サプライズ好きのパパっているんですよね。
成功すれば家族みんなで大盛り上がりできますが、不発に終わってしまうと、家の中が何となくモヤ〜っとした感じになってしまいます。
この先何度も同じようなことが繰り返されるとしたら、正直ちょっとキツそうです。
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パパの気遣いがちょっとズレているとき、ママはどのように本音を伝えたらいいのでしょうか。
コミュニケーション術を説いた佐々木圭一さんの名著『伝え方が9割』では、他人に自分の要求を伝えるときのポイントとして、“相手の認められたい意欲をまず満たす”というテクニックを説いています。
ズレた気遣いにイラッとしても、その思いをすぐそのままぶつけるのは逆効果。まずはワンクッション「ありがとう、私を助けようとしてくれたのね」とパパを労い、努力を認めてあげましょう。
そのあとで「○○にしてくれると、もっと嬉しいんだよね」といったニュアンスで、ママの希望を伝えてみてください。
当然ですが、パパたちはわざと意地悪しているわけではないのです。
どうしたらママが楽になるか、子どもたちのために何ができるか、熟考した結果がちょっぴり残念だっただけ。
この先の育児生活を少しでもラク&円滑に過ごしていくためにも、パパとのズレは早めに少しずつ修正していきましょうね。【参考文献】
・『伝え方が9割』 佐々木圭一・著
●文/パピマミ編集部
●モデル/福永桃子、藤沢リキヤ