ルール決めが大切!? 小学生の子どもを不安なく“留守番”させるコツ
そこで娘とよく話し合い、緊急時の対処や来客時の約束などを決め、最初は週に1、2回、30分程度のお留守番から始めました 。固定電話の扱いも教え、時間を決めて電話をかけ合うなどしながら少しずつ慣らし、4年生になった今では週4日は5時まで働けるようになりました』(40歳/小学4年生女の子のママ)
『最初は嫌がっていたものの、2か月も経つと、お友達の家や公園にどんどん出かけてしまうようになり、薄暗くなってから私が帰宅しても家の中は空。どこで何をしているのか、何時に帰ってくるのかもわからない日が増えました。気ままに遊び、帰宅後は宿題もしないでテレビの前でゴロゴロ。
これではダメだと思い、夫婦で話し合い、お友達の意見も参考にするなどして本人とも時間をかけて話をし、約束事を決めて 軌道修正しました。小学生なんてまだまだ親が管理しなければいけない時期。周りの意見をよく聞いてみて、放っておきすぎたと反省しました』(42歳/5年生男の子のママ)
これらの体験談から“お留守番”とは、いつかは経験することではあるかもしれません。
けれど、大人の都合で何の前置きもなく、ある日突然に一人きりにさせる、ということは避けるべきでしょう。
それまで何の予備知識や経験のない子にとって、「○時まで待っててね!」「インターホンが鳴っても知らんぷりしておいて」「電話が鳴っても出なくていいからね」「地震が来たらテーブルの下に隠れるのよ」などと一気に言われても、すんなり頭に入るわけがありません。
かえって不安や恐怖の気持ちが増大し、非常に大きなストレス となって心に残ってしまうかもしれません。
「もう○歳なんだから一人で留守番できるでしょ?」「お友達もみんなお留守番してるんだから」……というのは理由になりません。
その子なりの成長や経験を見極め、不安を取り除くことから始めましょう。最近では“子どもの防犯”をテーマにした教育番組もあるので、子どもと一緒に見て参考にしたり、意見交換したりするのもよいですね。
●声を大にしては言えないけれど……。早いデビューの声も続々
『上の子が幼稚園に通っていたときのお迎えは毎日2時半でした。その時間、午前中に公園遊びや児童館で遊び疲れた下の子はお昼寝の真っ最中。
入園したばかりのころは毎日起こしてお迎えに連れて行っていましたが、当然機嫌が悪くてグズりっぱなし。