あなたは知ってる?子どもが自発的に勉強するようになる方法
が39.9%の割合を占めていました。これは全体で2番目に多いものでした。
また中学生では、子どもの成績を上位層・中位層・低位層の三段階に分け「上手な勉強のやり方が分からない」と答えた割合を算出しています。
上位層:29.9%、中位層:55.3%、低位層:75.0%という結果になり、これにより成績が悪い子どもほど上手な勉強のやり方が分からないという悩みがある ことが明らかになりました。
こういうデータがある以上、この悩みにどう親が向き合ってあげるかがポイントになってくると思います。
低学年なら
・宿題のドリルをやっている間は、隣で見ている(よくできていたら褒める)
・字や計算の丁寧さをチェックしておく
中学年以降は、
・簡単な計算練習を毎日続けていく(市販のドリルやお手製のプリントでOK)
・夏休みなどの長期休暇中は、その学期履修した範囲を必ず復習する(全科目)
少々手間はかかるものの、こうした地道な作業で学習の習慣化を図っていくことが効果的だと思います。
●学びの面白さを伝えよう
同調査でもう1点、大変興味深い結果が現れています。
それは、「学びの面白さを伝える保護者の子どもはそうでない保護者の子どもより、好奇心や関心を動機として学習をする割合が約10ポイントも高い」というものです。
これは子どもの苦手科目の代表選手・算数(数学)に関しての結果です。
子どもの学習動機は非常に重要です。
今後の人生の中で「どんな動機で勉強がしたいか?」はお子さんの将来の進路にも関わってくるからです。
親と子の関わりが深い小学生だからこそ、親は子の学習動機にアプローチできます。
「勉強を教える」や「できないことを叱る」視点ではなく、パパやママが「学習の面白さ」を積極的に伝えてみて はいかがでしょうか。
例えば筆者は、算数(数学)が大好きです。
中学受験を控えている娘には算数という科目の魅力をどうにかして伝えたいと日々奮闘しています。
算数は、パズルのピースがピタっとはまったときのような気持ちよさを自分自身で味わうのが醍醐味だと思います。
工夫している点は
・与えるのはヒントだけ
・「自分の考えを式に書く事」をアドバイスする
・必ず見直すようにさせる
という3点です。これでじっくり問題に向き合い、解決してみる。間違えた問題は数日以内にもう一度解いてみるようにさせています。