2021年3月18日 15:44
サッカーの保護者づきあいで疲れないために知っておきたい、面倒な質問をうまく交わす「答え方」
子どもはチームを気にいっているけど、親の自分が面倒なお当番や古い習慣に付き合うのが嫌でサッカーをやめさせたい。または少年団に入ってほしくない、という保護者の声は少なくないもの。特にお当番制は保護者のストレスNo.1ともいわれています。
地域の少年団などでは、保護者がボランティアで関わることが多々あります。試合会場への送迎や、練習の見守り、お昼の当番など団によってやることは様々ですが、当番を巡って親同士に亀裂が入り、子どもがサッカーを続けられなくなることもあるようです。
子どもが大好きなサッカーを続けるために、普段の交友範囲にはいないタイプの親御さんとも表面上円滑に付き合うスキルを身につけるのも大人として大事なこと。あくまで「スキル」なので参考にして実践してみてください。
会話における保護者同士の心がけなどについて、元テレビ朝日のアナウンサーでコミュニケーションインストラクターの渡辺由佳さんにお話をうかがいました。
(取材・文:前田陽子)
■保護者同士は礼儀を欠かず、深入りをしない。人の好き嫌いを口にしないが大前提
少年団に関わらず、学校のPTAなど、子どもの学校生活に保護者のサポートは必要不可欠。何かあるごとに親たちが集まって話すことになります。現在は父親の参加も珍しくありませんが、まだまだ多くの場合、母親たちが参加することが多いかと思います。
「子どもたちと同様、ママたちも自然とグループが出来上がります。そういったグループで誰かの悪口合戦になるのが一番良くないですね。組織社会でもグループでもそうですがどうしても声が大きな人になびいてしまいます。まずは人の好き嫌いを口にしないということを前提としましょう」と渡辺さん。
「あの人の●●が気に入らない」「お当番をしてくれない」「気遣いが足りない」などということを話題にしないこと。グループでは自然発生的にリーダーが生まれますので、声の大きいリーダー格の方々には特に気を付けてほしいところです。
■カドが立たない質問返し!「かわし術」を身に付けると気が楽になる
「○○さんのことどう思う?」「ご主人何されているの?」「△△君はどこを受験するの?」など、答えにくいことや家庭の事情を詮索してくる人もいますよね。答えたくなくてもつい
真面目に答えてしまうと、「□□だって」とあっという間にみんなに広まってしまい、不快な思いをしたことがある方も少なくないのでは?
聞かれたことにすべて返事をするのではなく、かわす方法を身に付けることでそんなストレスがグッと減ると渡辺さんは教えてくれました。