子育て情報『やらないなら出て行けと5歳児に言うコーチに腹が立ちます問題』

2022年3月23日 20:00

やらないなら出て行けと5歳児に言うコーチに腹が立ちます問題

体験の時、一番楽しそうだったから入会したのに、練習が始まったら「周りはできるのに自分はできない」とサッカーに行きたがらないことも。

それでもようやくサッカーが楽しくなってきていたのに、ある時コーチの一言で「もうやだ、帰る」とコートから出てきた。できない子に何も教えてくれないのに、その言い方はどうなの?子ども目線で考えないコーチに腹が立つ。親としてどうするのが正解?と悩むお母さんからのご相談。

今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんがお母さんにアドバイスを送ります。親にとっての「良い子」が抱えるリスクのお話も参考にしてください。
(文:島沢優子)

目次

・本人が楽しく通えているのであれば、ひとまずその点を大事にして
・親としての正解は「何もしない」こと
・かわいそうだからといって転ばぬ先の杖を用意しないこと。見守る意識を持って
・子どもを思うなら自分で考えたり、気づく時間を与えよう
・子どもに逆境を味わう余白を与えてあげるのも親の役目


やらないなら出て行けと5歳児に言うコーチに腹が立ちます問題

(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

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<サッカーママからのご相談>

5歳の息子はサッカーを始めて1年半ほどになります。県内でも強豪クラブチームに入会しました。
そこを選んだ理由は、体験に行ったとき息子が1番楽しそうにサッカーをしていたからです。

ですが、入会してからの練習では「周りはできるのに自分はできないからやりたくない、サッカー行きたくない」と言って、なかなか楽しんでやらない時期がありました。

すぐに辞めるのは簡単でが、嫌なら辞めればいいといった辞め癖をつけたくなかったので、些細なことでも褒めてきました。そのおかげで「サッカーが楽しい」と思えるようになってきたのは最近です。

そんな時、小学生の子に押されたりボールを投げられたりすることが続き、心が折れたみたいで、また「行きたくない」と言い始めました。それでも「小学生のお兄ちゃんも悪気があったわけではないと思うよ、みんな一生懸命頑張ってるからね」など言って連れて行っていました。

しかし先日、前々から指導方法や態度が悪い意味で気になるコーチがいて、そのコーチが息子のグループを担当していました。ドリブルの練習が始まり、息子は苦手だったのか上手くできずオロオロしていると、そのコーチに「やらないなら出て行って下さい」と言われ、「もうサッカーなんてやりたくない、嫌だ、帰る」と言いながらコートから出てきました。

やってないわけではなく、出来ないからどうしていいのか分からずいたのに、ボールにも慣れてない子にそんなことを言うのかと腹が立ちましたが、他のコーチがどうにかなだめてくれて、本当に助かりました。

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