子育て情報『週2の練習じゃ上に行けない? 高みを目指すにはスクールにも通わせるべきか問題』

2022年6月22日 17:49

週2の練習じゃ上に行けない? 高みを目指すにはスクールにも通わせるべきか問題

運動のやり過ぎは健康を損なうリスクが高いのです。

■家族と出かける時間や友達と遊ぶ時間も人間形成に必要

週2の練習じゃ上に行けない? 高みを目指すにはスクールにも通わせるべきか問題

(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

理由の二つめは、サッカー以外にも、子どもには豊かで楽しい時間が必要だからです。土日のどちらか家族と出掛け、平日はサッカー以外に友達と遊んだり、勉強や読書するなどほかのことに時間を使う。そうやってリラックスして、さまざまな経験をすることは人間形成には必要です。

したがって、上述したくらいの頻度、強度であれば、体に負担をかけずスポーツ障害などと無縁で次のキャリアに進めると思います。

お母さんはサッカー選手を育てているのではありません。子育てをしています。

子育てした結果、夢を叶えてサッカー選手になったのなら、彼の力だと慶びましょう。


週2の練習じゃ上に行けない? 高みを目指すにはスクールにも通わせるべきか問題
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。
指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。

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