子どものタイプを知って親のストレス軽減! 3つの素質タイプ別コミュニケーション術
■タイプ別「サッカー辞めたい」と言われた時の対応法
もしも我が子がサッカーや野球を「辞めたい」と言った時にできる対応のコツを河野さんがアドバイスしてくれました。
辞めたい理由や意志の強さにもよりますが、その時にどうすると良いのかのヒントとして頭の片隅に入れておくとよさそうです。
共感タイプ:辞めたいのは人間関係が理由かも
周りとの信頼関係を最も重視する共感タイプは、辞めたい理由が人間関係というケースが多め。つまり、サッカーや野球など「競技そのものを辞めたい」訳ではない場合も。まずは隣に寄り添って、辞めたい本当の悩みを話させてあげましょう。
もしチームを移籍する場合は、次に入るチームの体験参加が必須!監督や仲間のムードが自分に合っているかを感じさせて「ここならできそう」と思ってから決める事が重要です。
独立タイプ:納得できる解決策に導いてあげる
嫌なことがあった時は、自分で指導者に言えるタイプですが、集団行動や空気を読んでチームの雰囲気に合わせることが苦手ゆえ、チーム内で浮いてしまうことも。そうなっても静かに耐えられるタイプでもあるため親やコーチが気づかないうちに、長引いているかもしれません。
問題解決できそうな内容なら、まずは親が出ていくよりも自分で解決したいと思うはずなので、「コーチに言った方が良いよ」と漠然と後押しするより「こんな言い方をするといいんじゃないかな」など、具体的なアイデアを出して行動しやすくしてあげてください。
自分で納得できる結果に落ち着けば、そのまま継続するでしょう。
直感タイプ:俯瞰的視点で「合わない」と判断して辞めたいのかも
直感タイプは全ての事象を俯瞰して見ています。チーム内の自分の立ち位置を客観的に見た上での「辞めたい」という意志であることが多く、感情論ではなく感覚的な判断です。そのため理由を聞いても「なんとなく」としか答えられないでしょう。親がしてあげられるのは、感覚タイプの子がピンと来るまで場を提供するのみ。ハイレベルな環境に魅力を感じやすいので「元日本代表」や「優勝経験者」「選抜クラス」などのキーワードを含んだチームがおすすめです。
なお、前述したように3つのタイプは100%これだけということではないことも多く、「独立だけど共感要素もある」など、シームレスな場合もあります。
その場合は両方の対応策を試してみると良いようです。