ルーティンになりがちな日々のくらし。もの選びも"なんとなく"や"とりあえず"になりがちだけれど、ママが子どもや夫、家族、自分のために日々行う小さなセレクトを限られた時間のなかでじっくりちゃんとセレクトできるコツをお伝えします。家に帰ることが楽しくなるインテリアや、家事がスムーズになるお役立ちアイテム、便利なお掃除グッズ、将来を見据えたお金についてなど、ママが助かる、時短になる情報を提供します。 (19241/20951)
日本のプロ野球が始まって2014年で80年がたち、2015年は新たな10年がスタートする年となる。プロ野球人気の低下が叫ばれて久しいが、観客動員数は下がるどころかこの10年、増加傾向にある。これは、2005年から観客動員数が実数発表されたことによる、ある種の反動もある。日本野球機構(NPB)がWebサイトで公開している観客動員数推移を見ると、セ・リーグは実数発表前の2004年が1377万人であったのに対して2005年が1167万2571人、パ・リーグは2004年が1068万4000人であったのに対して2005年は825万9281人まで減少していた。現在のセ・リーグは1261万6873人、パ・リーグが1024万2478人とそれぞれ100万人近く数字を戻しているが、これは「ファンに球場へ足を運んでもらう取り組み」が実を結びつつある様子が伺えるといっても良いだろう。実数発表が始まった経緯について当時を覚えている人は少ないかもしれないが、オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併とそれに関連した東北楽天ゴールデンイーグルスの誕生など、一連の球界再編騒動の中で実現したもの。つまり、先に挙げた観客動員数の減少は、プロ野球の球団経営が上手く立ち行かない状態にあったことを示す数字の一つとも言える。ただ、動員数は増えているものの、当時から現在に至るまで多くの球団が赤字経営を強いられている状況はあまり変わっていない。1年単位で見れば、2013年に日本一に輝いた東北楽天ゴールデンイーグルスなどの例もあるが、恒常的に黒字経営が続く球団は圧倒的なファン数を抱える読売ジャイアンツと阪神タイガース、そして"身の丈経営"を心がける広島東洋カープだけとも言われている。黒字の球団はいずれもセ・リーグ。かつては放映権料収入によって黒字を確保していたとされるが、地上波のテレビ放映が減った現在でも黒字を維持している。一方で残る中日ドラゴンズや東京ヤクルトスワローズ、そして横浜DeNAベイスターズは赤字状態であることに変わりはない。プロ野球球団の赤字は、親会社などの広告宣伝費として計上できるため、親会社の財務状況さえ許せば「広告・宣伝」の一環として処理できてしまう。実際に、企業の広告塔になってしまうことを避けるとされているNHKでさえ、プロ野球の試合結果などを放映する際に「東北楽天」や「横浜DeNA」「福岡ソフトバンク」などと紹介していることから、その宣伝効果は絶大であることがわかる。ただ、どの球団も一つの法人格として存在していることには変わりなく、普通の企業であればこれほど長期間の赤字垂れ流しという状況は好ましくない。もちろん、各球団とも現状を指をくわえてみているわけではない。今回、横浜DeNAベイスターズの代表取締役 球団社長である池田 純氏に球団経営の在り方をたずねた。○今年はAクラス?まずは横浜DeNAベイスターズの現状から説明していこう。ベイスターズは2012年より横浜DeNAベイスターズとしてシーズンを戦っているが、前年の2011年まで4年連続セ・リーグ最下位となるなど「低迷していた」という言葉以外、何も言えないチーム状態であった。ただ、2012年シーズンからはDeNAへの親会社変更を機に球団社長が池田氏に替わり、GMに高田 繁氏、監督に中畑 清氏が就任するなど、いわゆる「血の入れ替え」が行われた。その結果、2012年こそ最下位を抜けだせなかったものの、2013年、2014年は5位。特に2014年は首位巨人に勝ち越し、9月頭までクライマックス・シリーズ出場権を得られる3位争いに加わるなど、着実にチーム状態が上向いている。球団経営の話から少し横道にそれてしまうが、筆者は野球ファンであり、横浜DeNAベイスターズの何が変わったのかというところで個人的な感想を述べさせてもらうと、やはり監督・中畑 清氏というところが大きいように思う。2001年に監督が権藤 博氏から森 祇晶氏に替わり、チームの管理体制が大きく変わったという報道があった。"マシンガン打線"という名前からくる印象と同じく、どこかイケイケなイメージのチームが森氏の"管理野球"に替わり、その後の山下 大輔氏や牛島 和彦氏、大矢 明彦氏、尾花 高夫氏もそのカラーを脱却できない印象にあった。もちろん、管理野球が悪いわけではないし、森氏も西武時代に成功した経歴を持つ。ただ、横浜ベイスターズというチームにそぐわなかった印象があるのだ。それが、親会社に"イケイケ"のIT企業・DeNA、そして中畑 清氏というムードメーカーの血が入ったことで、再びチームとして上昇気流に乗ったのではないだろうか。○球団経営は特殊……ではない話を球団社長の池田氏に戻そう。池田氏は横浜出身の38歳で、早稲田大学を卒業後に住友商事や博報堂を経て、2007年にディー・エヌ・エーへ入社した。2009年には執行役員となり、2010年にユーザー投稿型コミュニティサイト「E★エブリスタ」を運営する代表取締役社長に就任(現在は退任)。そして2011年12月より現職となっている。池田氏はこうした経歴から、「球団経営は特殊ではない」と話す。球団経営の特殊性は盛んに議論されるところではあるが、冒頭で触れた赤字が常態化している点もそういったイメージを生む一つの要因だろう。「私が経験してきた業種は元々変わっています。商社に始まり、広告代理店、製菓、外資系、金融といった流れで。それぞれの業界に特殊なことがあるわけで、それぞれが特殊であるとは思っていませんでした」(池田氏)特殊ではない理由として「経営者として大切に思っていること」を挙げる。「『何をお客様が求めているか』を考えることは、どこの場所でも同じ。だから変わらず、それを意識しています。組織と文化を創ることは、どの会社でも変わらない。私は企業の買収を昔からやってきているので、『その会社で企業文化をどのように創り上げるのか』『企業としての方針をどのように共有し、そこに対して向かっていくのか』ということを新しい会社で常に考えているわけです。こうした考え方を浸透させるために、最初はトップダウンで決めて走り出しました。社員や選手全員と面談を行い、打ち立てた方針と、決めた方向性に向けて進んで行くことを伝えたわけです。会社を継承するということは、これまでやってきた人がいるということ。今は3年経って一緒に考えられるけど、最初はある程度決めて同じ方向性を共有できて、トップダウンでブレずにやっていくことが重要なんです」もちろん、トップの人間がそういった想いを持っていても、社員へすぐに浸透するわけではない。ましてやプロ野球という世界。池田氏は大胆さを持ちつつも、着実に基礎から足固めを行った。「最初は数人で球団に入って、できる限りの情報収集と分析を行いました。この世界は12人しか社長が居ません。例えば、広告業界に行くと情報が表に出てこないので情報収集が難しい。マーケティングでも、CMに芸能人を起用する場合、芸能界も知らないといけませんが、芸能界も情報収集が難しい。だから中に入って情報収集を行うのと、本やネットで情報収集するのでは違うんです」池田氏は引っ越した北海道から小学3年生の時に横浜市へ再び引っ越しており、横浜大洋ホエールズ時代からのDeNAベイスターズファン。だからといって、ファンとして接してきた横浜DeNAベイスターズという目線ではなく、一線を画して「ファンは経営者になってはいけない」という考えのもとに、別軸で球団を見ているようだ。○3年間を振り返って2014年はクライマックス・シリーズ争いだけではなく、観客動員数でも飛躍を遂げた年だった。もちろん、プロ野球の性格上、チーム成績が向上すれば勝ち試合が見られる確率が上がり、球団のファンが球場へ足を運ぶ可能性が上がる。ただ、順位は前年と同じ5位であったし、その中で前年比110%の156万4528人(前年は142万5728人)はチーム経営の勝利と言っても過言ではないだろう。「経営者として、球団運営の一番のKPIは『お客さんがどれくらい来てくれているか』です。それが3年連続で成長できているわけですし、実数発表以降で過去最多まで成長してきたことは大きな結果でしょう」1試合平均動員数は2万1730人で、前年の1万9802人から2000人近い増加を記録。12球団中8番目まで増加したと書くと物足りないかもしれないが、横浜DeNAベイスターズのホームグラウンドである横浜スタジアムは収容可能な観客数が3万人と少なく、4万人前後を動員できるドーム球場などと比較すると見劣りする。「平均動員数は3万人よりかなり少ない」と思われるかもしれないが、観客動員数上位の球団の中には平日に観客が大きく落ち込んでも、土曜や日曜、祝日でほぼ満員となり、その数字をカバーしているところもある。DeNAベイスターズも8月は平均動員数が2万6864人で座席販売率が90%以上を記録しており、キャパシティがあればその数字を伸ばせる可能性があったわけだ。こうした景気の良い数字が並ぶ状況であっても、収支が黒字とはいかないのが球団経営の辛いところだ。「赤字幅は買収当初、30億円近い数字でした。売上は50億程度でしたが、その後、数十億円の売上向上を果たすことができました。赤字も今期は10億円前半にとどまり、それまでの半分以下に抑えられたわけです。こうした状況から、"健全な株式会社に向かっている"と思っていますし、まだまだこれからも成長できると思っています」ただ、こうした着実な収支改善を果たしながらも、「○年までに黒字化」という目標は立てていないのだという。「何年後に黒字化という目標は今のところありません。理由としては、全試合横浜スタジアムを満員にしたとしても黒字にならないから。"何か"を発明していかないと黒字にはならないんです。ただ、現状で考えると10億円の赤字という数字は超えたい。実は、1年毎の利益目標は立てていて、2014年も目標に届いていないんです。ただ、目標に近付いてきた1年だなという実感はあります」具体的な数値目標の達成は難しい一方で、手応えは着実に感じていると池田氏。「私達が入った時、お客さんが入っていない、減少傾向でのスタートでした。チームが変わらなきゃいけないことが明らかだったし、チームが変わると(観客動員数などの)数字が上向くのかを自分たちに問うて、それが体現できた3年間だったと思います」○モノの見方を変えて数字以外にも見えてきた将来がある。「色んなアイディアを出し合って、失敗しても大丈夫だという文化が根付いてきたという点も大きいです。2014年の初めに『次の野球』というブランドブックを社員や選手に配布しました。これは、横浜DeNAベイスターズという球団がどうやっていけば良い球団になれるかということをそれぞれが思い描けるようにした本です。最初に面談した時だけではなく、本の配布などを通して、企業に根付かせたい考え方を現実的なところに落としこめるようにし、『チームが変わることでどういう風になりたいんだ』という考えを理解し合おうとしたんです」会議で出たアイディアの中には、思い切ってDeNAベイスターズロゴを付けないグッズを販売するといったものもある。野球グッズといえば、確かにロゴが付いているイメージがあるが、あえて外すことで普段から他人の目を気にせずグッズを使えるというメリットがある。「コンセプトショップを作り、普段使いのものや新たなブランドを作って展開していくといった話も出たりしています。すでに、荒波やグリエル、三浦のシルエットをかたどったシャツをトライアルで出したりしていますよ。試合から帰る時に着たり、試合がない日でも着ている人がいたりする。2015年は、より一層この取り組みを追求していきたい。ただ、それがすぐに黒字化へと繋がるわけではない。確かに数字は読める。全然違うコンセプトのものであれば、アドオンで売上が期待できるので。これらが全てブルーオーシャンではないけど、明るい未来があると思います。うちは今、ライト層が増えています。そういう層にグッズ買ってもらってARPU(Average Revenue Per User:利用者あたりの平均売上)を増やせるわけです。一例としては、セレクトショップのBEAMSさんと連携したプロジェクトなども進行中です」○KPIの設定で着実な改善を実際に組織を運用する点では、どのような施策を行っているのだろうか。「当然かもしれませんが、部署ごとに細かくKPIを決めています。私は元々、ネットのマーケティング担当役員だったんですが、モバイルが黎明期だった時代からやっているので、どういう施策を打てばどういう結果、数字に繋がるのかといったことを見極めるために、ありとあらゆるところでKPIを決めてきました。ECサイトもオープンしていますが、当然、新商品のコンバージョン率やCPA(Cost Per Acquisition:1件の商品購入や会員登録に対してどれだけのコストがかかるのか)なども見ています。もちろん、そうした短期的な指標だけではなく、ファンクラブ施策も重要です。ファンクラブに入っていただくとグッズをプレゼントしたりする(※2014年度施策、2015年度は無料チケット特典)のですが、金額で見ると1万円程度のメリットがあるんです。こうした取り組みは1年で回収できるものもあれば、できないものもあるので、数年というライフタイムバリューで計算していく。Webの手法を野球に取り入れているわけです。ほかにも、以前はやっていなかったこととして、どのエリアの人間がどの程度球場へ足を運び、どういった層のファンが増えているか、年齢分布などからモデリングを行っています」○アクティブサラリーマンが人気上昇の主因に観客動員数の増加は一見するとこうしたファンクラブの回遊施策があたっているようにも見えるが、球団調べによるとシーズン1試合~2試合の観戦頻度が、コア層となる30代男性で大きく増加したことが一つの要因になっているという。つまり、ライト層に対するアプローチも着実な成果を挙げているわけだ。「2014年は『アクティブサラリーマン戦略』を打ち出しました。30代を中心とする社交性の高い方をアクティブサラリーマン層と定義して、新規ファンの獲得と年1~2試合の観戦を行うライト層化を目的に据えたのです。これは2013年のシーズン来場者分析をもとに見えてきたファン層で、アクティブサラリーマンが3年間の取り組みで一番ファンが増えたんです。彼らは、土日はアクティブに外出して、平日もアフターファイブを楽しんでいる。忙しいけど遊んでいるという人たちが、ちゃんと増えてきたんです。こうした層を取り込むため、球場のエンタメ性を変えて行こうということを1年かけてやってきました。例えば『ハマスタBAYビアガーデン』ですが、球場の中に入らなくても、外でパブリックビューイングをビールを飲みながら楽しめる。中に入らなくても良いよ、と。今は閉じこもる時代じゃないんです。コンサートでも、動画を撮影して持って帰ってもらっていいといった取り組みもあるように、開けることが時代にあっていると思うので、大型スクリーンで見せるんです。これは、ホームゲームだけではなく、ビジターの時でもやりました。とにかく野球に接触する機会を増やすことが大事で、みなとみらい線の駅に球場のスコアボードを模した「バーチャルスコアボード(デジタルサイネージ)」で試合経過情報や前日の試合結果などを放映するといった取り組みも行っています。これによって、試合の結果が頭の片隅に残る。2014年のソチ・オリンピックも盛り上がっていないと言われていたじゃないですか。でも、連日の競技結果や選手の活躍が報道されることで、結局最後は見るようになったし、友人などとの話題にも挙がるようになった。そういうことなんだと思います」ただ、こうした地道な取り組みが成功につながる一方で、DeNAらしい、"IT企業らしい"ことはできていないという。「この3年間は企業文化を根付かせ、グッズや顧客満足度をキャッチアップすることに注力していたため、ITを活用した先進的な取り組みは、ほぼ何もやっていません。ただ、2015年からは、最先端にキャッチアップしようと思っています。アプリを投入して、入場後の席への誘導や、アプリを活用することに付随した特典、来る頻度に応じた特典など色々な可能性があるでしょう。もちろん、ユーザー属性も取れますし」最後に、これからの野球界、そして、これからの横浜DeNAベイスターズの在り方を池田氏に投げかけてみた。「野球を語るにはまだ経験が足りないと思っています。ただ、地域を見ていて感じることは、お父さんと子供がキャッチボールするシーンがなくなったということ。自分たちが野球界としてそうした文化を支えることが重要なんだと思います。キッカケとか文化を根付かせ、将来のファンだけではなく、選手となるように。直近のお客さんという視点だけではダメなんです。球団社長会というものがあって、定期的に他球団の球団社長と意見交換を行っていますが、そうした話もしています。DeNAベイスターズとしては、とにかく強くなることが大事。今は『生え抜き選手が大事』という状況ではなく、強くなることが一番なんです。もちろん、優勝は今年できれば良い。ただ、ひとつ言えることは『優勝はゴールじゃない』。ファンが期待してくれるようなチーム、期待感が大切で、そうしたファンがしっかりと球場に来てくれるようにすることが会社最大の目標であり、KPIですね」○取材を終えて筆者は神奈川県育ちながら、小学校低学年からの巨人ファンだ。1988年生まれであり、1998年の横浜ベイスターズ優勝時の記憶は曖昧なもの。ただ、その後の成績が思わしくなかったこともあり、TVKやTBSニュースバードでテレビ中継が行われていた時は応援していたこともあった。そんな中での今回の取材は、目からウロコの体験であり、非常に光栄なものだった。その中で一つ感じたことは、池田氏の"自信"だ。プロ野球は、リーグとして見た時に、国内最大のプロリーグであることには変わりはないものの、競技として見た時にサッカーに押されている印象は否めない。決して、ネット上の「野球が好き人はサッカーが嫌い」「サッカーが好きな人は野球が嫌い」といった意見に乗るわけではないが、大衆スポーツとして見た時に、この2大スポーツが比較されることは致し方ないことだろう。こうした状況下であっても、先にも触れた"ライト層の増加"という結果とそれに伴う観客動員数の増加、そしてチーム力の向上から、取り組みの1つずつが結果に繋がっている。これこそが、池田氏の言葉の端々から感じる"自信"のように感じた。そして、この自信を野球界全体の改善・改革に繋げてもらいたいというのが、1人の野球ファンとしての"願い"だ。マーケティング戦略の話に戻すと、企業風土の改革とKPIの設定という精神論と数値指標という一見すると相反するキーワードを池田氏は持ち出していた。中盤でも触れたように、横浜DeNAベイスターズは親会社の交代と中畑清監督の就任によって、着実にチームそのものが変化してきている。企業を動かすものは"人"であって、"数字"が勝手に動くことはない。ファン、つまり顧客がどう感じるか、そして顧客にとって最高の野球とは何かを考えることが、プロ野球チームの球団運営に欠かせないものだ。人が"考える"ことに、数字という根拠は必要かもしれないが、それ以上に"気持ち"が結果に結びつく。池田氏の話は、その組み合わせを大事にしている印象を受けた。横浜DeNAベイスターズの、横浜ベイスターズという泥臭いアナログな球団と、デジタルのIT企業・DeNAという"DNA"が組み合わさって成長を遂げた。デジタルな数字ありきで考えがちな昨今だが、ちょっと立ち止まって"アナログ"な考えをしてみるのも悪くないのかもしれない。
2015年01月21日●デジアナ変換終了による買い替えをシャープは、2015年の春商戦に向けた液晶テレビの販売施策について説明した。薄型テレビの買い替えサイクルにあわせた「縦横無尽」と呼ぶ新たな提案施策のほか、デジアナ変換サービス終了に伴う買い替え需要に最適化した製品の投入によって、販売拡大につなげる考えだ。シャープ デジタル情報家電事業本部国内営業統轄の居石勘資氏は、「2004年度から2007年度までに薄型テレビを購入したユーザーの買い替え需要や、2009年度以降に販売された32型テレビからの置き換え需要が見込まれている。そんななかで、シャープは横方向だけでなく縦方向へのインチアップを行う『縦横無尽』の提案をする。また、今年3月に控えたデジアナ変換サービスの終了に伴って発生する525,000台の特需に対して、ブラウン管テレビから液晶テレビへの買い替え提案を行っていく」とした。○デジアナ変換サービスの終了にともなって同社によると、ケーブルテレビのデジアナ変換視聴可能世帯数は2,532万世帯。そのうちデジアナ変換サービスのみを利用している世帯は4.2%で、105万世帯になるという。105万世帯のうち「デジタルテレビに買い替える予定がある」との回答が50.0%を占めている。そこから逆算して、525,000台の買い替え需要があると想定している。「すでにデジアナ変換サービスが終了した地域では、サービスが終了する間際、あるいはサービスが終了してから慌ててデジタルテレビを購入する、といった例が出ている。2001年に発売したAQUOSの第1号液晶テレビはアナログ。液晶テレビだからといって、すべてがデジタル放送対応ではない。また、1台目のテレビが地デジ化していても、ベッドサイドのテレビはデジアナ変換サービスの対象という場合もある。アナログテレビをデジタルテレビにきちっと置き換えていくのが、今年の春商戦の重要な施策になる」とする。ブラウン管テレビやアナログ対応の液晶テレビの多くは、画角情報が4:3となっており、デジタルテレビの画角情報16:9とは異なる。「ブラウン管テレビからデジタルテレビへの買い替えにおいては、ワンランクアップの画面の高さを提案することで満足度が高まる。4:3の29型テレビから移行する場合は、同じインチサイズでは画面が小さくなる。40型の提案が、後悔しないテレビ選びにつながる」と一例をあげる。シャープは、40V型のLC-40H20(市場想定価格、税別90,000円前後)、32V型のLC-32H20(同60,000円前後)といった普及価格帯の製品を新たに投入。29型や25型というブラウン管テレビで主流だったサイズからの買い替え訴求を行う考えだ。●2015年春商戦では2つの層を狙うアナログテレビからの買い替えだけでなく、今年の春商戦ではさらに2つの需要層を狙った展開を行う。ひとつは、2004年度から2007年度までに出荷された約2,350万台の薄型テレビに対する買い替え需要だ。「薄型テレビは買い替えサイクルが平均8年間。2004年から2007年に販売されたテレビが買い替え対象となる。AQUOSでは、2006年にプレミアムモデルのRX1、ハイグレードモデルのGX1/2を販売。それぞれ9万台と42万台の販売実績があり、これらのユーザーの買い替えが見込まれる」とする。もうひとつは、2009年度から2011年度にかけて販売された約2,100万台の32型テレビからの置き換え需要だ。「地デジ移行に伴う特需によって、量販店店頭では品薄が発生したため、意図するサイズのテレビを購入できなかったユーザーも多い。40型の商品がないから仕方なく32型を購入した、というユーザーがいたとも聞く。こうしたユーザーに対して、満足度の高い選び方を提案したい。この春テレビを購入すれば、平均買い替えサイクルからみても、節目の年(オリンピック)はカバーできる。4Kテレビのサイズ選びを間違わないようにしなくてはならない」と語る。○「縦横無尽」に満足度の高い提案をそこで同社が打ち出すのが、「縦横無尽」と銘打った販売施策である。これまでのテレビの買い替え提案は、使用中のテレビの「横幅」スペースを考慮したものだった。もちろん、今年の春商戦でも横幅を意識した提案は継続するという。「たとえば、サイドスピーカーを搭載した37型の液晶テレビからの買い替えでは、そのままのサイズで46型を設置でき、画面サイズは1.5倍にできる。だが、今年の提案では、あと左右に3.5cmずつ横幅を確保してもらえれば、52型の液晶テレビが導入できるという提案をしたい。これにより、画面サイズは37型の2倍になり、満足度を持ったインチアップが可能になる」とする。こうした提案に、新たに加えたのが縦スペースの提案である。「アンダースピーカータイプの46型液晶テレビから52型の液晶テレビに買い替えた場合、画面は1.3倍となる。だが、高さが8cm低くなるため、画面は大きくなってもテレビが大きくなった印象が薄い。そこで、5cmだけ縦幅を高くできれば、60型の液晶テレビを導入できる点を訴求したい。そうすれば画面サイズは1.7倍になる。数字上のサイズアップだけで選ぶと、小さく感じて満足感が得られないという問題を、これによって解決できる」とする。今年の春商戦における量販店店頭では、従来の液晶テレビのサイズをPOPで示しながら、満足できるインチアップの提案を行うというわけだ。このように、横の提案だけでなく、新たな"縦"の提案を行うことから、今年の販促施策の名称を「縦横無尽」として買い替えを促進する。○この春商戦が今後のカギを握る国内テレビの基本需要は年間900万台~1,000万台といわれる。地デジ移行後のテレビ需要の低迷は依然と続いているものの、その一方で、すでに底を打ったとの観測もある。基本需要の水準に向けて、回復基調にあるのも事実だ。「ブラウン管テレビから薄型テレビに移行することで、リアリティのある映像を実現した。同様に今度は、4Kテレビに切り替えることで、人間の眼で見た映像を再現するような立体感や臨場感を実現するとともに、ITとの融合が進むといった新たな潮流もある。業界団体である一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)のデータをもとにした当社の予測では、2017年度には4Kテレビが2Kテレビの出荷台数を上回る」とする。テレビ需要は明らかに回復の兆しを見せている。その成長曲線を着実に上向きにできるかは、この春商戦にかかっている。薄型テレビからの買い替え需要では、4Kテレビや満足できるインチアップの提案。そして、デジアナ変換サービスの終了にあわせて、インチアップの満足感が得られる40型や32型といった普及モデルの提案。今年のシャープは、これら2つの戦略で2015年春商戦に挑む。
2015年01月21日マウスコンピューターは21日、同社製PCやディスプレイが2015年1月より、長野県飯山市の「ふるさと納税」特典に採用されたと発表した。ふるさと納税は、個人が2,000円を超える寄附を自治体に対して行ったときに、住民税のおよそ1割程度が所得税と住民税からそれぞれ還付、控除される制度。税制上の優遇措置だけでなく、各自治体の特産品などを特典としてもらえるケースもある。マウスコンピューターでは、長野県飯山市に生産拠点「飯山工場」を構え、同社製品の生産を行っている。また、飯山工場は地元密着型の運営も特徴で、夏休みには飯山工場を会場に「親子パソコン組み立て教室」のほか、アウトレットセールを毎年開催している。今回、飯山市の「ふるさと納税」特典として採用されたのは、iiyamaブランドの21.5型フルHD(1,920×1,080ドット)ディスプレイ「ProLite E2278HD-2」、8型Windowsタブレット「WN801V2-BK」、15.6型ノートPC「LB-F511B-IIYAMA」、ミニタワーデスクトップPC「LM-iH301S-IIYAMA」の4製品。「ProLite E2278HD-2」は20,000円以上30,000円未満の寄付、「WN801V2-BK」は40,000円以上50,000円未満の寄付、「LB-F511B-IIYAMA」と「LM-iH301S-IIYAMA」は100,000円以上200,000円未満の寄付でもらえる特典にラインナップされる(特典は選択式)。
2015年01月21日松坂桃李が撮影の1年から練習を重ね、ヴァイオリニストを演じる本格的な音楽映画『マエストロ!』。映画の公開が今月31日に迫り、1月20日(火)、よみうり大手町ホールにて公開直前イベントが行われ、松坂さんをはじめ、共演の西田敏行、シンガーのmiwa、小林聖太郎監督が登場した。さそうあきらの漫画を原作とする本作。人生挫折中のヴァイオリニスト(松坂桃李)が、不況で解散が伝えられた名門オケの復活に心躍らせるが、その仕掛け人である指揮者・天道(西田敏行)は破天荒な謎のひげ男で、メンバーも“負け組”ばかり。だが天道の導く音の深みが楽団員の心を動かし始め…。本作で指揮指導&指揮演技監修を務めた世界的指揮者・佐渡裕さんの熱血指導について聞かれると、松坂さんは「佐渡さんがいらっしゃるだけで、一瞬にして“森”になるんですよね。情熱が一瞬にして伝わるので、それを直に体感できたのは非常に貴重でした」とふり返る。実際にその熱い指導を受けた西田さんも「情熱を“人間”にすると、ああいう形になるんですね。本当に表情が豊か(ゆたか)、佐渡裕(ゆたか)です」と西田節を炸裂させ、会場を笑いに包んでいた。本作で映画デビューを飾ることとなる、天才フルート奏者を演じたmiwaさんは「佐渡さんは、実は大学でフルート科を卒業されていたのですが、フルートをやっていたんだよね?と言われて。実際やったことはなかったので、最高の褒め言葉だなと思いました」と撮影当時のエピソードを語った。また、撮影にあたり佐渡さんによる指導を受け、謎の指揮者“天道”を演じきった西田さんが、劇中演奏曲であるベートーヴェン「運命」の指揮を会場で生披露することに!松坂さんが劇中のセリフを用いて「あなたの棒です」と隠し持っていた指揮棒を手渡し、張り詰めた空気が漂う中、弦楽四重奏(ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロ)を前にした西田さんが両手を振り上げ見事な“マエストロ”姿を披露し、会場からは歓喜の拍手が巻き起こった。松坂さんは「思わず自分が(ヴァイオリンを)弾きそうになりました」と興奮気味に語り、miwaさんは「背筋がピンとなりますね。(撮影時の)あの緊張感を思い出しました。フルートを構えたくなりましたね」と、久しぶりに目にした西田さんのマエストロっぷりに感激の様子だった。またこの日はスペシャルゲストとして、エンディングテーマ「マエストロ!」を手がけた盲目のピアニスト・辻井伸行さんがサプライズ登場。ピアノの生演奏を披露されると、観客はもちろん、キャスト陣までもが感動に包まれ、客席にはすすり泣く声もあった。辻井さんは「この作品に関われたことに本当に感謝していますし、誇りに思っています。こんなに皆さんが演奏できるとは思っていなかったので、びっくりしました。豪華なメンバーがここまで熱心に練習されて感動しました。素晴らしいです」と、松坂さんらキャスト陣の役作りに賞賛を贈る。すると辻井さんと同い年(26歳)の松坂さんは「辻井さんにこのような言葉をかけられるとは!同い年で違う畑の人たちとこのようにして関われるとは、この映画で音楽というものに引き寄せられたんだなとつくづく実感しています」と感慨深い様子で語った。最後に松坂さんは「本作は色々な境遇の皆さんにも様々なシーンで置き換えられるところがあると思います。コンサートシーンを、身体で、目で、耳で実感して頂ければと思います。最後までどうぞお楽しみください」と演じたコンサートマスターらしく、力強く締めくくった。『マエストロ』は1月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マエストロ! 2015年1月31日より全国にて公開(C) 2015『マエストロ!』製作委員会(C) さそうあきら/双葉社
2015年01月21日アットホームは1月21日、都道府県イメージ「"いい男"県はどこ?」調査の結果をathomeVOX(アットホームボックス)で発表した。調査は2014年11月14日~15日、全国の20~50代男女1,410名を対象にインターネットで行われた。○いい男が多そうな都道府県1位は「東京都」「いい男が多そうなイメージの都道府県」を聞いたところ、1位は半数近くの票を集めて「東京都」という結果になった。理由としては「芸能人やモデルが多いから」「オシャレ感度を刺激する要素が多いから」などが挙げられた。続く2位は「神奈川県」で、東京同様に都会的でおしゃれなイメージが要因となっているようだ。一方、4位の「沖縄県」と5位の「北海道」は、外見や内面の男らしさが主な理由となっている。そして3位の「福岡県」では、都会的なところと男らしさの両方が理由に挙げられており、どちらの良さも兼ね備えていると考えられる。○「腕っ節が強そう」「出世しそう」な都道府県は?「腕っ節が強い人が多そうなイメージの都道府県」を聞いたところ、1 位は「鹿児島県」という結果になった。理由には薩摩藩や西郷隆盛などの歴史的なイメージが多く見られた。以降、2位「大阪府」、3位「北海道」、4位「熊本県」、5位「福岡県」と続く。さらに、「出世する人が多そうなイメージの都道府県」を聞いたところ、1位は4割以上の票を集めて「東京都」となり、多くの企業やビジネスマンが集まっていることが主な理由だった。次いで、2位「大阪府」、3位「山口県」、4位「神奈川県」、5位「福岡県」という結果に。同社では「どちらにもランクインしているのは福岡県のみであり、前項のいい男ランキングでの結果も含め、at home VOXでは総合1位を福岡県に認定しました!」とコメントしている。
2015年01月21日俳優・水谷豊が主演を務める映画『王妃の館』(4月25日公開)で、田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、安田成美、緒形直人ら総勢13人の追加キャストが21日、発表された。原作は、作家・浅田次郎の同名小説。フランス・パリの王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)に集まった"ワケあり男女"10人のツアー客と1人の小説家との人間模様が描かれる。天才小説家・北白川右京を水谷が演じ、彼に"降りてくる"物語が、問題を抱えていたツアー客たちを幸せへと導いていく。メガホンを取った橋本一監督は本作を「キャラ合戦」と捉え、「意外性」をポイントにキャスティングした。倒産しかけの旅行会社「パン・ワールド・ツアー・エンタープライズ」の女社長・朝霞玲子を演じるのが田中麗奈。"ポジ・ツアー"と"ネガティブ・ツアー"の二重売りを発案した張本人で、"ポジ・ツアー"の引率者。一方、その部下で"ネガティブ・ツアー"を引率するのは、尾上寛之演じる添乗員・戸川光男。二重売りのプレッシャーに耐えられず、ツアー中は常にお腹を下し続けている。"ポジ・ツアー"参加者は、北白川右京のほか、傷心の美人OL・桜井香(吹石一恵)、成金実業家・金沢貫一(緒形直人)、クラブのホステス・ミチル(安達祐実)の4人。二重売りが発覚してしまうために、決して鉢合わせしてはならないネガティブ・ツアーには、熱血警察官・近藤誠(青木崇高)、ショーパブの女装スター・クレヨン(中村倫也)、ベテラン文芸編集者・香取良男(山中崇史)、文芸編集者・早見リツ子(野口かおる)、元詐欺師・丹野二八(石橋蓮司)の5人が参加している。新作小説執筆のため、ツアーに参加した右京は、パリに来てから何度も"小説の神"が降り、順調に筆を進めていく。その劇中小説の登場人物で、ルイ14世の愛を一心に受けた寵姫・ディアナ役には安田成美。ルイ14世を石丸幹二、その間に生まれた息子のプティ・ルイを山田瑛瑠がそれぞれ演じる。今回の撮影を「パリを舞台に時にコミカルに、時に感動を誘う芝居を、素晴らしいキャストの皆様と一緒に作り上げることが出来ました」と振り返る水谷。小説の登場人物を演じた3人を「フランス人を見事に演じてくれております。まるで絵画の世界のような美しいシーンの連続ですよ」と絶賛し、「ヴェルサイユ宮殿での撮影は俳優人生の中でも、夢のような贅沢な瞬間でした」と感慨深げに語った。また、女社長を演じた田中は、「浅田次郎さんの原作 王妃の館を10年前程に偶然にも読んでいました」と巡り合わせを喜び、「当時は、とっても面白くこんな大作の娯楽作品、映画化なんて無理だろうなと思っていました。ですが、今回実現しました」と感激。「実現させた制作チーム、そしてパリで力強く堂々と撮影した現場チーム、本当に凄いと思います」と撮影スタッフをたたえた。(C)浅田次郎/集英社(C)2015「王妃の館」製作委員会
2015年01月21日日立コンシューマ・マーケティングは1月21日、冷却と加熱で目をケアする「ハダクリエ アイ」(MM-R01)を発表した。発売は2月21日。価格はオープンで、推定市場価格は28,000円前後(税別)。MM-R01は温度制御できる半導体のペルチェ素子によって、温めたり冷やしたりして目をリフレッシュさせる機器。「温モード」と「冷モード」のほか、10分間温めた後に3分間冷やす「温冷モード」も用意する。温モードでは約40度と38度の2段階に設定温度を切り替え可能だ。冷モードの温度は約20度。また、水を含ませたティッシュペーパーを使用することで湿式にもなる。ティッシュペーパーはマグネット式のリングで本体に固定して使用する。電源はリチウムイオン充電池で、充電時間は約3時間。フル充電の場合、約6回使用することが可能だ。本体サイズはW153×D80×H68mmで、質量は約235g。
2015年01月21日科学技術振興機構(JST)、大阪大学、ヴイストンは1月20日、共同で記者会見を開催し、新型の対話ロボット「CommU(コミュー)」と「Sota(ソータ)」を発表した。CommUは研究者向け、Sotaは普及型という位置付けで、それぞれ販売を行っていく。Sotaの価格は税込10万円以下になる見込みで、量産出荷は7月開始の予定。人間は当たり前のように「対話」を行っているが、実はロボットにとって対話は非情に難易度が高い行為だ。そもそも、雑音だらけの生活環境の中で正確に音声を認識するのは難しいし、認識したとしても、適切な返事ができなければ対話をしている感覚は得られない。そうした技術的課題のため、今までの対話ロボットは、どうしても「ロボットが相手」と強く意識せざるを得ないものになってしまっていた。自然な"対話感"を実現するためにはどうしたらよいか。大阪大学の石黒浩教授と吉川雄一郎准教授が考えたのは、1体ではなく、複数体のロボットを使う方法だ。「人間とロボットが1対1だと、人間は必ず、ロボットが自分の言うことを理解して当たり前だと考えてしまう」と石黒教授。だから、ロボットが理解してくれないと、苛立ちを覚えてしまうわけだ。でもロボットが2体いて、ロボット同士が対話をしていたら、人間は横から参加する形になる。「人間は適応能力が高い。自分の代わりに誰かが喋ってくれれば、ちゃんと対話感を持てる。それが一番大きな発見だった」という。さらに、「1対1だと音声認識をちゃんとやらないといけないが、ロボットが2体いれば、音声認識に失敗しても対話感が得られる」という。実際に、記者会見で披露された対話のデモでは、CommU/Sotaは人間(今回はアンドロイドだが)が話した内容は一切理解していないとのこと。単に発言が終わったことだけを検出し、「そっか」などと曖昧な返事をして受け流すようになっていた。ただし、CommUもSotaもマイクやカメラを内蔵しており、やろうと思えば、音声認識や画像認識も可能。今回のデモでは音声認識していなかったというだけで、すべてはアプリケーション次第というわけだ。もしかしたら、「人間の話をまったく聞いていないのに対話と言えるのか」と思うかもしれない。だが、人間も常に相手の話を理解しているわけではないし、それに本当に対話しているかどうかよりも、対話している「感覚」の方が重要なニーズやアプリケーションもあるだろう。そうしたものにCommU/Sotaはマッチする。すでに、介護分野の見守りや対話で引き合いがあるそうだ。CommUの身長は304mm。自由度は14(胴体2軸、腕2軸×2、首3軸、目3軸、まぶた1軸、口1軸)で、高い表現力を持つ。制御基板は「Raspberry Pi Type B+」だ。一方、Sotaは身長280mmで、コストダウンのために、自由度は8(胴体1軸、腕2軸x2、首3軸)に抑えられた。制御基板はIntelの「Edison」を採用。家庭向けを意識し、外装はロボットクリエイター高橋智隆氏による親しみやすいデザインを採用した。OSはどちらもLinuxを搭載。開発ソフトウェア「VstoneMagic」を使い、無線LAN経由でのプログラミングが可能だ。このロボットを普及させるためには、いかにコンテンツを充実させるかがカギになる。今後、開発者向けの技術セミナーを行っていくほか、開発したアプリケーションをネット上にアップし、公開するようなサービスも計画しているそうだ。前述のように、このロボットは複数体の使用が基本ではあるが、アプリケーションによっては、1体でよい使い方もあるだろう。そのため2体セットではなく、1体ずつ購入できるようになる模様だが、石黒教授は「2体と言わず3体、4体と買ってもらえれば、とても楽しい世界が作れると思う」とアピールした。
2015年01月21日FreeBSDプロジェクトは1月20日、「FreeBSD Quarterly Status Report」において2014年第4四半期における開発の進捗状況を報告した。2014年第4四半期は他システムとの相互運用性の向上が注目され、LinuxバイナリやWindowsバイナリを実行するための互換機能の改善や移植の進展、仮想化機能bhyveの機能向上、Xen dom0モードのサポートなどが実現している。2014年第4四半期の開発の進捗報告から特に注目されるものをまとめると次のとおり。ハイパーバイザー「bhybe」の機能向上およびAMDプロセッサのサポート。ゲストオペレーティングシステムとしてFreeBSD 8.x+、Linux i386/x64、OpenBSD i386/amd64、NetBSD/amd64をサポートハイパーバイザー「Xen」のPVHモードにおけるdom0としての動作を実現Linuxバイナリ互換機能の各種改善(Linuxスレッドをエミュレートするコードへの差し替え、VDSOサポートの追加、vsyscall hackの追加、epoll()システムコールの実装、x86_64のサポート追加など)Linux互換環境のデフォルトをFedora 10からCentOS 6.6へアップデートARMサポートの各種進展ハイパーバイザーやLinuxバイナリ互換機能の機能強化が進められている背景には、こうした機能を用いたプロダクトを開発しているベンダーやユーザーの存在がある。特にアプライアンスにおけるハイパーバイザの利用、FreeBSDサーバへのLinuxエッジサーバの集約などでハイパーバイザーやLinuxバイナリ互換機能とJailが使われている。
2015年01月21日すかいらーくは1月22日、同社が運営するファミリーレストラン・ガストにて「ガストの冬鍋」フェアを開始する。同社の独自調査によると、家庭で食べる鍋は、小さい子供がいることや家族の好みの違いがあることから、自分の好きな味の鍋を食べられない人が多いことがわかった。この調査を受け、今回、同フェアにて1人前用の鍋を提供する。鍋メニューには、広島産牡蠣や京都産九条ねぎといった厳選食材を使用。オリジナルチゲスープに広がる広島産牡蠣のうまみとトッポギが味わえる「広島産牡蠣と寄せ豆腐の辛口チゲ」(799円)や、「牛肉と寄せ豆腐の辛口チゲ」(799円)、「牡蠣味噌ちゃんこ鍋」(799円)、「京都産九条ねぎと寄せ豆腐の牛すき鍋」(699円)を用意する。「広島産牡蠣と寄せ豆腐の辛口チゲ」と「牡蠣味噌ちゃんこ鍋」は2月25日までの提供となる。そのほかにも、「大きな蟹クリームコロッケ&海老フライ」(699円)、「オムライス&蟹クリームコロッケプレート」(799円)、「ハンバーグ&蟹クリームコロッケ」(599円)などのメニューもフェア開催中に楽しむことができる。大きな蟹クリームコロッケ&海老フライは2月25日まで販売する。同フェアは、3月11日まで実施する。販売時間は10時30分~。なお、一部、開催しない地域・価格が異なる地域もある。※価格は全て税別
2015年01月21日ムトーエンジニアリングは1月21日、パーソナル3Dプリンタ「MF-2000」「MF-1100」での造形物作成マテリアルに、軟性樹脂素材である「SBフィラメント」を同日より販売開始すると発表した。同製品は、同社の「MFシリーズ」(MF-500を除く)で、厚さ1.5mm以下の造形物なら、柔軟性を持たせることができる。その素材特性から、成型テーブルとの接着力が強いため造形がしやすく、従来の樹脂に比べて造形物が劣化しにくいという特徴を持ち、長期保存を目的とした造形物などに適している。また、水溶性サポート「PVAフィラメント」との併用も可能だ。価格は500gで1万2千円(税別)となっており、簡易取り扱い説明書ならびに座屈防止用耐熱パイプが10cm同梱される。
2015年01月21日トリドールが展開する讃岐うどん専門店「丸亀製麺」は1月21日、特大ロースカツを乗せた新商品「W カツカレーうどん」を発売した。同メニューは、3月中旬までの期間限定で提供する。同商品は、特大のロースカツを2枚乗せたカレーうどん。ロースカツは、生パン粉を使用しているためサクッとした食感で、やわらかなロース肉とも相性が良いという。カレーだしは、ロースカツとの相性を考え、スパイシーなカレーに毎日店内で煮出しているだし、刻みきつねあげを加え、辛みを抑えたまろやかな和風の味わいに仕上げた。また、追加トッピングでナチュラルチーズとパルメザンチーズを組み合わせた「トッピングチーズ」(140円)も用意する。既存のトッピング「温泉玉子」(60円)との組み合わせもおすすめとのこと。価格は並590円、大690円。また、単品で「ロースカツ」(200円)のみも発売する。※価格はすべて税込。なお、一部表記が異なる店舗もあり
2015年01月21日ニュマークジャパンコーポレーションは、最高24bit/48kHzに対応したコンパクトなUSBオーディオインターフェス「ALESIS Core 1」を発売する。発売日は1月28日。価格はオープンプライスで、市場予想価格は7,980円。同製品は、アルミニウム素材でコーティングされた頑丈かつコンパクトなボディーに、コンボ入力端子×1(XLR + 1/4" TRSバランス標準フォン)を装備したUSBオーディオインタフェース。ステレオ・ヘッドフォン端子、入力インピーダンス切り替えスイッチ、入力ゲイン調整なども備えており、ラインレベルのデバイスやギター、マイクなどさまざまなソースを接続して、高品位なレコーディングが手軽に行えるという。また、PCやMacに加えて、iOSデバイス(要Apple Camera Connection Kit)に対応。そのほか、音楽制作ソフトウェア「Cubase LE」が付属する。
2015年01月21日新菱冷熱工業は1月20日、データセンターにおけるサーバー室の温度・気流の状態をCFD技術で自動表示する「空間ビジュアライズシステム」を開発したと発表した。同システムは、自社開発のCFD(数値流体シミュレーション)解析技術を用いて、サーバー室の温度・気流を自動で「見える化」するもの。サーバーと空調機の運転状況を基にしてCFD解析を行い、サーバー室の温度・気流の状態を一定間隔で自動的に算出する「CFD自動実行機能」により、サーバー室全体に多数の温度センサーを設置せずに温度・風速の変化を継続的に把握することができる。さらに、見える化したデータは自動的に蓄積される「自動レポート化機能」により、サーバー室の問題点が明らかにし、環境改善や将来のサーバー更新工事に活用することも可能だ。新菱冷熱工業は、同システムを活用し、これまでデータセンター内サーバーの温度管理や入れ替え、追加、レイアウト変更時の温度・気流管理に課題を抱えている顧客に対し、積極的に提案営業を行っていく。
2015年01月21日「トッド・リン(TODD LYNN)」と「イートウツ(E TAUZ)」が「クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)」とシューズをコラボ。ロンドンコレクションで「トッドリン(TODD LYNN)」が「クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)」がデザインしたシューズ2型を発表。トーンオントーンのゴムストラップの付いたスムースレザーのチェルシーブーツとミニマルなデザインのハイカットスニーカーは、コレクションテーマの『プロテクション』と連動している。新人デザイナーから有力メゾンまで、クリスチャン・ルブタンは世界中の才能あるデザイナー達とコラボレーションする際には常に楽しんで取り組んでいる。10年近くトッド・リンの為に靴をデザインし続け、3年程メンズデザインから遠のいていたこともあったが(ウィメンズのショーにメンズを混ぜてコレクションを発表していた時期もあった)、今回はユニセックスなコレクションのデビューとなった。「全てのコレクションにはコンセプトとテーマがあります。私が世界の事や今の社会で起きている事を考えた時、安全と感じる事や、守られていると感じる事が必要だと思いました。今回はブーツとスニーカーにゴムストラップを使用することで、それらが表現され、また便利な要素としても表れています。変形したり、見て分かりやすいというアイデアが好きです。」とトッド・リンはコメントしている。サヴィル・ロウで有名な「イートウツ(E TAUZ)」は2015年秋冬ロンドンメンズコレクションにて、「クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)」によりデザインされたシューズを発表。「クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)」は「イートウツ(E TAUZ)」との4回連続のコラボレーションとなった。今シーズン、クリスチャン・ルブタンによってデザインされ『Louis XⅠ』と名付けられたオリジナルシューズは、ショーのインスピレーションに沿ったものとなっている。それは北イングランドの産業の歴史に関してだった。甲の高い部分に黄褐色のバックルが配置され、真鍮製のスタッズが靴の側面に留められている。木製のソールにはゴムが貼られており、靴自体を引き立てている。エレガントで現代的であり、もちろんレッドソールも健在。この靴はコレクションと密な関係にあり、色々なグレーのカラーパレットの中で、完璧なテーラリングにゆったりとしたカットのパンツやジャケット、アウターと共に発表された。『Louis XⅠ』はクリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)」の2015年秋冬コレクションにも含まれている。元の記事を読む
2015年01月21日エルメス(HERMES)は15SSウィメンズシューズコレクションの新作ムービー「Girl on a wire」を公開した。「なぜ、あんなにも高いヒールでランウエイを颯爽と歩けるのか?」。そんな疑問に答えるように、今回のムービーではハイヒールやサンダルを履いた女性が、瀟洒なリズムに合わせてサーカスのロープを渡っていく。その優雅な歩みの先にはやがて青空が広がり、女性はその向こうへと歩いていく……。エルメスのハイヒールに秘められたバランス感を、セクシーかつ大胆に表現。モデルのウォーキングは何故美しいか、その秘密の一端に迫ったムービーだ。
2015年01月21日今、巷でオリエンタルリンパドレナージュが話題になっています。コリの解消やリラックスを目的としたマッサージとは異なり、リンパの流れを整えることでむくみを解消する「リンパドレナージュ」。そこに中医学の考えを取り入れたのが「オリエンタルリンパドレナージュ」。ツボを意識した独自の施術によって、身体を理想的なバランスに整え、健康と美容を実現するトリートメントです。経絡やツボを刺激して「未病」を改善Photo by オリエンタルリンパトレナージュ公式ホームページ古来より中医学ではむくみを「未病」と呼び、治療が必要な状態だと考え、むくみを改善するために経路やツボを意識した様々な方法を研究してきたのです。その考えを取り入れたオリエンタルリンパドレナージュなら、確かにむくみに効きそうですよね。プロの施術を体験してみることに!疲れ取りだけでなく、リフトアップにも効くその効果のほどを確かめるために、ヒューマンアカデミー直営サロン「Reborna」でオリエンタルリンパドレナージュのプロ・漆崎先生の施術を受けることにしました!今回は40分のフェイシャルを体験。施術にはローズマリーの香りが漂うホホバオイルを使用します。このオイルがかなりねっとりしていて、肌がしっかり潤いそう!フェイスライン、首、肩、デコルテまで、ポイントとなる経絡をとらえながらしっかりほぐし、リンパの流れを促していきます。首や肩はかなり気持ちよく、日頃の疲れが吹き飛ぶ感じ。リラックス効果抜群です。ツボを押すだけでなく、タッピングしたり、お肉を上に向かってローリングしたり……。これはリフトアップ効果も期待できそう!かなり強い力をかけているのかと思いきや、「そんなに力を入れていないんですよ」と微笑む漆崎先生。ツボにしっかりアプローチしているため、軽めのタッチでも十分刺激を感じるのだそうです。 施術を終えて鏡を見ると……ほうれい線やゴルゴ線が薄くなっているのに驚き!フェイスラインがすっきりして、たるんでいたお肉が持ち上がり、すっかり若返った気分。自宅でもプロ並みの施術ができる!今回は特別に、自宅やオフィスでできる簡単セルフケアまで教えてもらいました。こんな自宅での簡単セルフケアを教えてくれるのがヒューマンアカデミーの「オリエンタルリンパトレナージュ 通信講座」。1分で効果実感?顔すっきりケアまずは、顔がスッキリとする自宅ケアを教えてもらいました。1: 「天柱」と「風池」を指で刺激する2: 「完骨」から鎖骨までを胸鎖乳突筋に添ってなでおろす3: 後頸部→顎→鎖骨に向かって手の平で下へ流す4: 親指以外の4本の指でピアノを弾くように顔のツボを意識しながらタッピングする5: 顔がじわっと温かくなるまで顔のツボを刺激する6: 頭皮を後ろに持って行くイメージで、指で頭皮を刺激夕方でもブーツがすんなり履ける!足のむくみ撃退ケア次は、女性の多くが悩んでいる足のむくみケアの方法を教えてもらいました。1: 足の「解渓」を指で刺激する2: ふくらはぎを親指と他4本の指で挟むようにつかみ、「承山」「承筋」などのツボを意識しながらもみこむ 3: 「足三里」を刺激する4: ふとももの内側の中央部分にある「無名穴」を指でつまんでもみこむ5: ヒップアップに効果のある「承扶」を中指でもみこむそんなオリエンタルリンパトレナージュを自宅で学べるのは嬉しいですよね。きれいになりたい人にはもちろん、彼氏やお友達を喜ばせたいという人にもおすすめ!腕を磨いて自宅でサロンを開業するのも夢じゃないかも?自分磨きのために、何か新しいことにチャレンジしたいという人はぜひトライしてみて!※参考: オリエンタルリンパドレナージュ 通信講座Photo by GOTA
2015年01月21日ワイモバイル、ウィルコム沖縄は、ハート型デザインが特徴のPHS「Heart 401AB」を3月下旬より発売する。価格はオープンで、予想実売価格は税込み35,280円。「Heart 401AB」は、待受時にはハート型、使用時にはストレート型に変形できるギミックを搭載したPHS。「ファッションやオシャレに敏感で、こだわりのあるアイテムや流行を先取りするような女性に持ってもらいたい」というコンセプトで作られており、女性の手にもしっかりフィットするラウンドフォルムが採用されている。価格などの詳細はコチラを参照。ボディには、液晶表示が浮かび上がり、高級感を演出している。操作はタッチセンサーによって行い、使用する電話帳などは、スマートフォンからアプリを通じて簡単に転送できる。「Heart 401AB」の発売を記念して、アニメ「美少女戦士セーラームーン」とコラボレーションしたデコレーションキット「Heart×セーラームーン コラボレーションセット(携帯電話本体+デコレーションキット」も発売される。21日より申込み受付が開始され、3月下旬から4月上旬に商品が発送される予定となっている。「Heart 401AB」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約68mm×高さ約68mm×厚さ約26mm(ハート型時)、幅約43mm×高さ約93mm×厚さ約26mm(ストレート型時)/約54g。液晶画面サイズは0.9インチ。画面解像度は128×36ピクセル。最大連続通話時間は、約2時間(測定中)、最大連続待受時間は約160時間(測定中)。電話帳登録可能件数は100件(1件あたり1電話番号)。通信方式はPHS方式(1.9GHz)。カラーバリエーションは、パールレッドとパールブラックの2色。
2015年01月21日トレンドマイクロは1月20日、「2014年を振り返る:脆弱性の傾向から学ぶこと|トレンドマイクロ セキュリティブログ」において、例年と違っていた」として2014年の脆弱性の動向をまとめ、そうした状況からどのようなことが得られるかについて伝えた。これは、今後も発見が続くであろう脆弱性とどのように向き合っていくべきかを考える際の資料として参考になる。記事では、2014年の脆弱性の特徴として以下の点を指摘している。Heartbleed、Shellshock、Poodle、WinShockといった重大な脆弱性が多数発生OpenSSLにおいて多数の脆弱性が発生分散型サービス拒否攻撃が増加Adobe Systemsのプロダクトに関する脆弱性の減少(Adobe Flashは増加)こうしたことを踏まえ、次のようなことを学習できると説明している。古いアプリケーションやオープンソースのアプリケーションが必ずしも安全とは限らないという認識を持つCVSS(Common Vulnerability Scoring System)の数値だけでは深刻度を測ることができない脆弱性も存在していることを知る(Heartbleedなど)古いソフトウェアは最新のバージョンへアップデートを続けるセキュリティ対策の活発化、社員教育やツールへの投資する被害を抑えるためにアクセス権限を必要最小限に変更するSQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング、認証破りといった古典的な攻撃手法も依然として広く実施されていることを認識する脆弱性対策はソフトウェアによる対策のみを実施すればよいというものではなく、人への教育、組織としてどのように行動するのかの検討と実施、攻撃や不正侵入を受けたことを想定したうえでのシステム構築など、さまざまな取り組みを実施する必要がある。
2015年01月21日革新性、リーダーシップ、卓越した教育に関して、Appleのエコシステムを導入し、模範的な学習環境のビジョンを体現する学校を選定するプログラム"Apple Distinguished Program"に、日本から大阪府東大阪市の近畿大学附属高等学校・中学校が選出された。同プログラムには毎年、世界中から5校が選出されている。マイナビニュースは同校の岡崎忠秀校長らにお話を伺うことができたので、本稿ではその様子をお届けする。──ICT(Information and Communication Technology)教育なるものが人口に膾炙しつつある中、それを取り入れても失敗してしまうという事例も増えているようだ。どう使っていいのか分からない、教員も利用できないような操作性の低いデバイスを採用してしまったなど、ICT教育を導入したはいいものの、現場ではさまざまな問題が生じている。そういった状況下、近畿大学附属高等学校・中学校は、成功事例として、さまざまなメディアで紹介されてきた。まずは学校がどういったビジョンを持って取り組んできたのか、岡崎忠秀校長に伺ってみた。岡崎校長私どもの学校は、生徒というのは未来からの留学生であるという認識でいます。彼らが大学に進学、あるいは社会に出た時にiPadなどのデバイスは必要とされるものであることは間違いありませんから、在学時に使用法を習得し、未来で活躍できるよう送り返す、というスタンスですね。こういった機器を使うことで自ら学ぶという心を芽生えさせ、考えて自分自身を育んでいってほしいという願いもあります。──岡崎校長はまた、以前から「変化」が必要と考えていたという。では、その「変化」は何故、必要だったのだろうか?岡崎校長教育はやはり将来活躍する人間を育てるというのが使命であると考えています。今、自分が生きていくだけでも精一杯な時代ですが、本校では卒業生に、世のため人のために活躍してほしいという想いがあります。これは学園の建学の精神でもあります。──その中でiPadに期待した役割とは何だったのだろう? 何故、iPadを選択したのであろうか?岡崎校長我々の持っているものだけでは限界があると思ったからです。そこでiPadの力を借りない手はないと。教育の常識を覆すだけの力があるという期待もありましたし、実際に導入してみて、生徒たちが自分たちで学ぶ気持ちがどんどん顕在化している、興味の幅も広がっている、そしてなによりも目の輝きが変わってきたと感じました。日本の学校というのは、生徒にとって、どうしてもストレスの場なのですが、iPadを導入してからは、それが一変し、学ぶことの喜びが表れる場になっています。──導入してみて、保護者の反応はどうだったのだろう?岡崎校長入試説明会の段階で情報として発信してますが、保護者の方、特にお父様方は、特にこういったICT教育が必要だと感じられているようです。こういうことをやってくれる学校に預けたいという気持ちが大きいように思われますね。iPadは全員購入してもらっているので、負担はそれなりにあります。が、それ以上のものであるという認識でいてくれてます。──iPadは岡崎校長の発言通り、一人一台、購入しているとのことだ。金銭的な負担ということを考えれば、一台を数人のグループでシェアするという方法もあるが、そうしなかったのは何故だろう? 同校のICT教育推進室・室長の乾武司教諭はこう答える。乾教諭凄く個人的なデバイスじゃないですか? タブレットの面白いのは、アプリを入れていくことで自分に馴染んでいって、個性的なものになっていくところだと思います。楽しい思い出も写真の中に沢山残っていて、辛いテストの点数も残っていて、さらにカスタマイズされることで相棒になっていく、そういった感情が芽生えるのは貸し与えらえたり、共有したりといったことからではないんですね。生iPadで良かったなと思うのは、あのアクセサリーの数ですよね。ケースも色とりどりで、それが個性の一部にもなってます。誰のだか分からなくなるから、最初は本体にマジックで名前書かないといけないかなあなんて話もしていたのですが。自分仕様のiPadを誇らしげに持っているのを見ると、やはり一人一台で正解だったなと思います。──また、岡崎校長はこうコメントしてくれた。岡崎校長携帯電話をグループで使えとは言わないですよね? それと同じですよ。かつて、電話は家の中にあったものですけど、それがパーソナルなものになってますよね。ラジオも家族で聴くものだったのが、トランジスタラジオの登場で個人のものになりました。デスクトップパソコンも今までだと、学校でしか使えなかったですけど、iPadはそれに代わるようになっているのではないかと。時代ともに、変化していっていますよね。──前述の通り、同校は稀有な成功例として、さまざまなメディアで取り上げられている。だが、何を以て成功といえるのだろうか? 今度は森田哲教頭に伺ってみた。森田教頭実は、もう少し定義をしっかりしないといけないなという見方をしております。評価をあまり急がないでほしいというのが正直な気持ちです。偏差値がどれくらい上がりましたか? という質問が結構あるのですが、それが如何に的外れなものか実感する部分がありつつ、今後、日本の教育が変わっていく中での結果は出したいと考えています。ただ、自分で成功だと思っているところもありまして、それは、教員自身も使っていて楽しくなってきているというところです。昨年11月にApple Store心斎橋で、イベントを開催させていただいたのですが、iPadを駆使して授業を進めている先生たちをできるだけ沢山プレゼンできるようにと、無茶なお願いをしたのですね。その時の様子は、教員も活き活きとしてるなという印象でした。自分で考えた授業方法をWebで公開したり、中には本を上梓したりという先生も出てきたりしました。学校を変えるとか、生徒を変えると言っても、まずは教員が変わらないと絶対に無理なんですよね。その点に於いては、この変化が今後の成功の鍵となるようにも思えます。今回、Apple Distinguished Schoolに選ばれたことで、さまざまな教育現場と繋がるようになりましたから、彼らには是非、世界中を飛び回っていってほしいですね。──それぞれの先生たちの取り組みについて、もう少し訊いてみた。また、彼らのサポートはどのような形で行っているのだろう?森田教頭実はiPad導入の際、教員に、授業で必ず使用するようにといった強制はしなかったのですね。インフラさえ整っていれば、いずれは必要に応じて使われるだろうし、便利だと感じられたら後戻りしなくなるので、そこは自由な環境づくりが大事だと考えています。ある先生は、センター試験の問題の解説をするのに、iPadを使うと倍のスピードでできるようになるということに気付かれて、それ以降は、指導のスタイルが変わりましたね。職員室でも誰かが必ず使っているので、お互いに情報や意見の交換はしておりますし、また教員対象の講習会も実施しています。ただ、なんでもかんでもデジタルにすれば良いというわけではないので、ハイブリッドな方法論を取り入れてる先生もおります。今の段階は今の段階で最良の選択をされているのかなという見方をしています。──それでは、実際の授業はどのように行われているのだろうか? 同校は、新たな学習内容を動画などで事前に予習し、教室では生徒同士が協働するなどして理解を深めるという「反転授業」を取り入れていることでも有名であるが。乾教諭反転授業はあくまでも手段のひとつであって、それがキーになっているということではありません。授業を進める中で、反転したい先生は反転している、という案配ですね。先に動画を視聴させて、それを授業時間中に演習させるという、ステレオタイプな反転授業を行っている先生はむしろ少ないと思います。変な縛りをせず、授業の自由度が欲しいなら、講義の部分を前に出しましょうとか、iTunes Uで先に資料を配布し、最初に考えておいて、ディスカッションを授業でやりましょうといったものも反転授業と呼べるのですね。日本の教育界では流派のようなものがあって、そこの方法論に拘束されるような側面があると思いますが、それが生徒にとって意味があるものなのか、生徒に何をさせたいのかという自分の想いがないと、形式的なものに終わってしまいます。──それは恐らく、反転授業に限らず、手法が目的化しないようにすることが肝要であるということなのだろう。その中で、先生たちがやりたいこと、目指しているものは一体何なのか?乾教諭生徒が学校に集まるのが当たり前と思っていたのですが、今は動画を作ってiPadで視聴出来るようにすれば外に出せる、前もって資料も配れる、そうなった時、彼らが教室に集まっている意味を考えなければならなくなります。個人的には生徒が学問に向かって頭を使うということだと思いますが、そのためにこちらがどういう仕掛けを作るのか。そこで、教師という枠の中で事を進めるのに拘りはないんです。生徒たちが世界に広がっていける窓を持っているわけですから、どんどん調べて、互いに意見を交わして、知識を共有できればそれが最善であると。先ほど学校がストレスの場であるという話が出ましたが、そうでなく、皆が集まれる貴重な場所であるという認識になりつつありますね。生徒たちには自分の学校の事を誇らしく語ってほしいです。こんなに面白いところなんだ、と。──こうした学校生活を送っていれば、日々これ驚きであるに違いないが、そこで敢えて、iPad導入後、ビックリしたエピソードがないかどうか訊いてみた。乾教諭いっぱいあります(笑)。最近だと当たり前の光景になってますが、こういうことしたいのだけれど良いアプリないか? と聞くと、二、三日中に生徒が見つけてくれるんですよ。元素記号覚えるのに良いのを探してくれて、ゲームアプリなんですけど、ゲームがそのまま試験範囲なったということがありました。基本的にアプリのインストールは自由にさせてます。ここで制限をかけてしまうと例えば検索する能力にも限界が生まれてしまうのです。学校の中でのインターネットの使用には有害サイトへのフィルタリングをかけてますが、家に帰ってからのポリシーは各家庭に任せています。ただ、それで家庭に責任を転嫁するようなことはせず、きちんとリテラシーを身につけるという指導を行っています。──話を聞いていると、生徒たちの良い意味でのクリエイティビティを養う環境が整備されているという印象を受けるが、その他に、どのような能力が伸びていると感じられるのだろうか?森田教頭プレゼンテーションの能力は確実に上がっていると感じます。僕らの感覚でプレゼンテーションというと、「Keynote」がパッと浮かびますが、彼らはまず「iMovie」ですね、動画です。その動画も「iMovie」に取り込む前に加工するアプリがあって、という具合ですから。iPadを導入してみて、もうひとつ良かったなと思ったのが、今までだったら完全に埋もれてしまったであろう才能が、開花するチャンスができたということなんです。これで評価の物差も変わりましたよ。これまでは勉強できる生徒は評価される、これ一本だけだったのが、iMovieの編集がもの凄く上手かったりとか、様々な局面で自分たちの能力を発揮できるようなステージが出来たのは素晴らしいことではないでしょうか。──なるほど、隠れた才能を発掘するという点でもiPadは大きな役割を果たしているというわけだ。乾教諭が「iPadは多機能であると同時に沢山の評価軸も提示してくれる」と続ける。また、「機動力がノートパソコンとは全然違う」とも指摘する。多機能性と機動力、これを兼ね備えるのはiPadならではだ。同校ではWindowsマシンを使ったカリキュラムも採用しているとのことだが、生徒たちはマウスやキーボードは要らない、iPadのタッチパネルがあれば何でもできる、とも考えているようだ。文化祭でもiPadを活用しているとのことで、生徒たちは準備からなにから殆ど全部、iPadで片付けてしまうらしい。やらされている文化祭から、何をしたい、何が出来る文化祭に変わり、ここでも自主性が発揮されるようになった。岡崎校長は「ICT教育と言うが、私は『ICTT教育』だと考えます。Thinkings Technologyではないかと。考えることで、学ぶことの喜びを見つけていると感じます」とも話してくれた。こうなってくると、今までの生徒と先生の関係も変わっていくのだろう。最後に、ではiPadが教育の現場の風景をどう変えていくと思うかを訊いてみた。森田教頭効率が良くなるというのが一番だと思いますし、どういう風に授業を構築するかという自由度も高くなっていくだろうとも思います。その中で、教員は根源的に教育が何をしたいのかを考えていかないといけないというところで変わっていくのではないでしょうか。こういったテクノロジーが入ってくることによって、常に自身に向けた問い掛けが起き、より良い方向へ向かうのではないかとみています。先ほど、先生たちに世界に出て行ってほしいと言いましたが、エデュケーターたちとやりとりして、その中で最良のものを生徒たちに齎すということになっていってくれたらなあと思います。それまで出来なかったことをやってほしいですね。
2015年01月21日NECは20日、Broadwellこと第5世代Intel Coreプロセッサ搭載の法人向けノートPC3タイプ6モデルを発表した。価格は税別253,000円から。発売するのは、13.3型以上の2-in-1 PCにて世界最軽量となる約926gを実現した「VersaPro UltraLite タイプVN」、同じく13.3型以上のノートPCにて世界最軽量となる約779gのノートPC「VersaPro UltraLite タイプVG」、15.6型で液晶が360度回転する2-in-1 PC「VersaPro タイプVW」の3タイプ。いずれもIntel Core i5-5200Uを内蔵し、ディスプレイ種類やストレージ容量などのBTOカスタマイズが可能。発表された製品と価格、出荷時期は下記の通り。
2015年01月21日NTTデータエンジニアリングシステムズ(NDES)は1月21日、独EOS製の3Dプリンタの造形トレーニングプログラムの提供を2月1日より開始すると発表した。EOSの3Dプリンタはコンシューマー向けの3Dプリンタとは異なり、最終製品の量産も視野に入れたハイエンドな装置として開発されているため、造形物のデータ設計から造形までをトータルに含めた製造プロセスを確立する必要がある。NDESが提供を開始する造形トレーニングプログラムは、3Dプリンタを活用するための高度なトレーニングと、最終製品の量産を実現するためのアプリケーションコンサルティングまで、ハイエンド3Dプリンタの早期導入を実現するための総合的な内容となる。価格は68万円~で、オンサイトまたは同社のAMデザインラボによる講習で5名まで受講が可能だ。同プログラムの内容は以下の通り。基礎トレーニング内容: 装置の運用に必要な基礎知識と操作方法対象機種: EOS M、EOSINT P3 、EOSINT P7、FORMIGA受講日数: 5日3Dデータ設計手法トレーニング内容: 従来の工法とは異なる、3Dプリンタの利点を生かした設計をするための知識 (設計ルールの学習と造形限界の把握、高度な造形を実現するための留意点と手法、高度なサポート構造体の設計)対応機種: EOS M受講日数: 2日レーザー照射パラメータ設計トレーニング内容: 造形物の物性改良や材料開発に必要なパラーメータの活用法 (パラーメータについての学習、パラメータの編集方法、目的に応じたパラメータ調整に関する知識と検証方法)対応機種: EOS M受講日数: 2日アプリケーションコンサルティング内容: 金属積層造形技術を用いた最終製品の量産を実現するための総合支援サービス (実現可能性の検討、材料開発支援、製品開発支援、品質管理支援など)対応機種: EOS M
2015年01月21日女優の川島海荷(20)が、創業400年を迎える柳屋本店のヘアオイルブランド『柳屋 あんず油』の新イメージキャラクターに就任し21日、都内で行われた発表記者会見に出席。現在大学3年生の川島は「合コンとか興味はありますが、勇気がなくて行けないです」と学生生活を明かし「一度もモテ期がきたことがないので、モテたいですね」と茶目っ気たっぷりに微笑んだ。【全身ショット】川島海荷、ミニスカートで美脚を披露同社の育毛剤ブランド『フレッシュトニック』のイメージキャラクターを務めるサッカー日本代表・川島永嗣選手から「W川島で盛り上げていきましょう」とビデオメッセージを贈られた川島は「光栄です。お会いしたことはないですが、一方的に好きだったのでうれしくもあり動揺しています」と感激。もともとサッカーが好きだったといい、アジア杯グループリーグでは3試合連続の無失点で3連勝を飾った川島選手へ「すごくかっこいいです。勢いにのって、私も“川島”として運気にのりたい」と笑顔を見せていた。会見では、今まで一度も髪を染めたことがないという美しい黒髪を持つ川島へ、『最も黒髪の似合う美人大賞』を贈呈。「大学生になって周りが髪を染めだして染めようかなって誘惑もありましたが、ここまできたら染めないでいくのも自分らしくていい」と話していた。
2015年01月21日人が生きていくということは、欲求や欲望を理性で抑える禁欲、我慢の毎日でもあります。「我慢は嫌い」「禁欲なんかしたことない」などという豪快な人もいるかもしれませんが、ほとんどの人が何らかの「禁○」を経験しているはずです。皆さんはどんな「禁欲」をしたことがありますか?そのつらさはいかばかりなのでしょうか?マイナビニュースでは読者300名に対して「禁欲体験」にまつわるアンケートを実施。どんな禁欲が一番つらかったか、その苦しさを赤裸々に告白してもらいました。○男性は毎日の習慣を断つことがつらいアンケート調査は、マイナビ読者300名(男性129名/女性171名)に、「今までどのような欲求を我慢したことがありますか?」とつらかった禁欲体験について尋ねてみました 。まずは、男女を問わずの全体結果をご紹介しましょう。※複数回答可食欲、物欲の抑制が第1位、第2位を占めています。テレビを我慢するというのは、忙しい明日に備えたり、資格試験の勉強のためなのでしょう。そして、定番の禁酒、禁煙が第4位と第5位。やっぱりなぁ、という感じです。では、男女別ではどうでしょうか。禁欲にも、性差はあるのでしょうか?※複数回答可これが、男性の禁欲トップ3。以下、「衝動買いする」、「ゲームをする」、「ギャンブルをする」と続きます。禁「飲食」が男性のトップなのは少し意外な気がしますが、これはやはり、脱メタボ、脱成人病という健康志向を反映したものと思われます。食欲との戦いの日々を、読者の一人は次のように告白しています。・「3ヶ月間、ダイエットのために昼食と間食を抜いた。お腹が減ってイライラの極地だった」(男性33歳/学校・教育関連/専門職)2人に1人近くの男性が、こんなふうに食欲と戦っているのです。男性で次に多いのは禁「飲酒」、さらに禁「喫煙」と続きます。こちらはいかにもの結果。特に禁煙については、職場や公共施設のほとんどが禁煙となっているので、イライラが顔や態度に出ている愛煙家の姿をよく目にしています。禁酒、禁煙についても、その苦しさを語った読者の声を紹介しておきましょう。・「体の不調で飲めなかったことがある。結構つらかった」(男性35歳/情報・IT/技術職)・「禁煙を試みたが、何をするにもイライラして、普通の生活もままならないほどだった」(男性43歳/機械・精密機器/技術職)・「禁煙を始めてからの2週間はまさに地獄だった」(男性42歳/自動車関連/技術職)食に飲酒、喫煙など、毎日当たり前のように行っていることを断つのはとても大変なこと。イライラしてしまう気持ちもわかります。○妊娠・出産に伴う女性ならではのつらさも次は女性の「禁欲」事情をご紹介。トップ3は以下の通りです。※複数回答可以下、「インターネットする」「外出する」「飲酒をする」と続きます。「飲食」が第1位なのは男女共通。でも、そのパーセンテージは女性のほうが圧倒的に高く(男性28.9%:女性59.9%)、女性のおよそ6割もが禁「飲食」の経験者です。男性が健康のための禁「飲食」なのに対し、女性の場合は健康に加え、美容のための禁「飲食」が加わるための倍増なのだと想像されます。・「ダイエットのための甘いもの絶ちが辛かった。ひたすらスルメを噛んで耐えて、5キロ痩せました」(女性29歳/ソフトウエア/営業職)・「常にお腹が減っていて、授業中にお腹の音が鳴りまくり。辛いだけでなく恥ずかしかった」(女性21歳/その他)美しくなるための努力には、こんな苦しさがつきまとっているのですね。女性の禁欲でもう一つ特徴的なのは、妊娠・出産のために禁酒、禁煙をせざるを得なかったと訴える声がたくさん寄せられたことです。・「妊娠中はお酒を飲めなくて辛かったです。産んでからも授乳のために禁酒せざるを得ませんでした」(女性27歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)・「妊娠でお医者さんから煙草を禁止され、つわりの苦しさに加えてニコチン切れの苦しさも加わり大変だった」(女性32歳/食品・飲料/事務系専門職)女であることっていろいろ大変ですね。もちろん、買物好きの女性らしく、禁「買物」の苦しさや、愛おしくも切ない禁「恋愛」の苦しさ、つらさを教えてくれた女性がいたことを申し添えておきます。欲望と理性との戦いは、生きているかぎり避けられないこと。禁飲食、禁酒、禁煙、禁買物……と、いろんな誘惑と闘わなくてはならないこともあるでしょう。みなさんのご健闘をお祈りします。
2015年01月21日ディズニー映画『アナと雪の女王アナと雪の女王』の“その後の世界”をテーマにした新スペシャルイベント「アナとエルサのフローズンファンタジー」を開催中の東京ディズニーランドでは、シンデレラ城を舞台に繰り広げるナイトエンターテイメント「ワンス・アポン・ア・タイム」の“スペシャルウィンターエディション”を公演中!新たに主人公のアナやエルサ、オラフにスヴェンが登場する『アナ雪』特別編バージョンを、ディズニー大好き女優の那海さん(音楽劇「お嬢さんお手上げだ・明治編」/3月20日~公演)と体験した!■ 『アナ雪』シーンは全体の3分半ほど――アナとエルサが英語であの名曲を! ■改めて“スペシャルウィンターエディション”とは、数々のディズニー映画の名場面を高さ51メートルのシンデレラ城にプロジェクションマッピングで映し出す「ワンス・アポン・ア・タイム」の内容の一部を、3月20日(金)までの期間限定で、映画『アナと雪の女王』をイメージした新たなシーンに変更した特別バージョンで公演するもの。『アナ雪』パートは全体において3分半ほどで、プロジェクションマッピングによってアナやエルサが次々に登場し、あの名曲の数々を英語で歌っていく構成。あの映画の感動がよみがえる!■ アナとエルサに加え、オラフとスヴェンも!――あの名場面がシンデレラ城に ■最初に登場するアナは、久しぶりに外の世界と接触できる特別な1日がうれしくて、新たな出会いを期待して「For the First Time in Forever」を歌い、その次に登場するエルサは、これまでのように自分の感情を抑えて生きていくのをやめ、ありのままで生きていく決意を大ヒット曲「Let It Go」に乗せて歌い上げる。誰もが知っている映画のさまざまな名場面が繰り広げられ、投射時間3分半の最後は心温かい雪だるまのオラフとスヴェンも満を持して登場。そのおとぼけでかわいらしい姿に冬の寒波も吹っ飛んでしまうはず!■ 特別編は1日1回の公演の日も!――パークに行く前にスケジュールの確認を ■『アナ雪』パートが入ったことで、従来公演の『白雪姫』と『くまのプーさん』のシーンが、映画をイメージしたアナとエルサの新たなシーンに変更に。ライトアップやパイロを打ち上げる瞬間も『アナ雪』に沿ったオリジナルな演出になっており、壮大なスケールに感動は倍増だ。ちなみに開始直後から投影したディズニーの物語をプレイバックする展開での“一瞬だけ登場するエルサとオラフ”のシーンも健在で、ファンにはうれしい“無変更点”に違いない。また、1日1回の公演の日もあるので、パークに行く前に確認しよう。この「ワンス・アポン・ア・タイム~スペシャルウィンターエディション~」は、「アナとエルサのフローズンファンタジー」開催中の限定公演のため、3月20日(金)まで。映画『アナと雪の女王』のファンはもちろん、そうじゃない人も期間中にチェックしてみて。※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2015年01月21日Amazon.co.jpは21日、和書やコミックを含むKindle本をWindows PC上で読むことができるアプリケーション「Kindle for PC」の提供を開始した。Amazon.co.jpのWebサイトから無料でダウンロードできる。Amazonでは2014年9月に、購入したKindle向けのコミックや雑誌をブラウザ上で閲覧できるサービス「Kindle Cloud Reader」を公開した。ただ、雑誌やコミック、洋書は閲覧可能だったが、和書には非対応で、多くのユーザーから大きな画面で和書を読みたいという要望が寄せられたという。「Kindle for PC」では、コミックや雑誌、洋書に加え、和書にも対応した。ページの見開き表示やズーム表示機能をはじめとして、フォントサイズや背景色の変更、検索や辞書の参照機能を備える。コンテンツはダウンロード可能で、インターネット環境がない場所でもコンテンツを見ることができる。また、スマートフォン向けアプリと同様にコンテンツを読み進めた進捗状況も同期され、どの端末からでも読み進めたページから読書を開始できる。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1。
2015年01月21日メールって返信や作成をしていると、意外と時間が過ぎますよね。『Daily Mail Online』によると、普通の労働者がメール作成に費やす時間は1日2時間半であることがわかっています。どうすれば、この時間をもっと短くできるのでしょうか?それは、効率の悪い習慣をやめればいいのです!英語圏のビジネスサイト『Entrepreneur』が、無駄に時間を使う人に共通しているメールに悪習慣を5つ発表。この中に、あなたが今後やめた方がいい習慣が必ずあります。これらを確認して、少しずつ時間の無駄を減らしていきましょう!■1:あなたの受信トレイ、不要な情報で一杯になっていませんか?様々な情報をすべてキャッチしたいという考えは悪いことではありません。でも、あなたの受信箱に届いたニュースレターを全部読もうとすると、本当に大切なメールに辿り着くまでに大変な時間と労力がかかってしまいます。まずは、あなたにとって本当に重要なものだけを保存し、その他はキレイさっぱり削除してしまいましょう!読まないニュースレターなどは購読をやめ、不要なスレッドは削除することで、受信箱が見やすくなることは言うまでもありません。■2:何でも、メールを使っていませんか?仕事からプライベートまで、電子メールは幅広く活用することができます。でも、ツールはメールだけではありません。例えば、同僚との社内での会話には、HipChat(ヒップチャット)や、Slack(スラック)などのチャットアプリを使ったり、重要な会議のスケジュール調整には、Doodle(ドゥードル)や他のカレンダーアプリを使ったり、書類を保存したり共有したりするのには、専用のプラットフォーム(Google Drive)経由で行うこともできるのです。もちろん急用の場合は、受話器を取って電話をかけましょう。■3:無駄に受信トレイのチェックをしていませんか?例えば、5分ごとにメールをチェックしたり、同じ内容の回答メールを何度も入力したりするのは効率の良い作業ではありません。まずは、メールを確認する時間を設定します。同時に、受信トレイのすべての機能を十分使いこなせているかチェックしてみましょう。例えば、フィルターを設定することで、メッセージを自動的に分類することもできますし、同じ内容のメールはテンプレートを作成することで素早く返信することができ、時間短縮が可能になります。■4:要点をまとめた、読みやすいメールを書いていますか?メールを書く際は、正しい文法と綴り、簡潔さと明瞭さが重要です。あなたが何を言いたいのか理解できないメールを送ったとしたら、メールそのものの意味が無効となってしまい、お互いの忙しい時間を無駄にしてしまいます。まず、メールを書く時は、メッセージを簡潔かつ快い内容にし形式に注意します。また、相手は忙しいということを念頭におき、伝えたい内容を明確に表すことも重要。あとで参照したい内容を含む場合には、検索しやすいよう表題を工夫してみると良いでしょう。■5:検索バーを活用していますか?膨大な量の受信トレイに紛れて、重要な情報やメールを見落としてしまうことがあります。そんなことがないよう、受信トレイは定期的にきれいにしましょう。また、前にもらったメールを読み返したい場合や必要な情報を探したい場合には、検索バーを使うと便利ですよ!……向き不向きはあるものの、メールはこれからも世界中で利用されるツールのひとつです。とはいえ、使用方法や便利な機能がどんどん変化しているのも事実。様々な機能を上手に活用して、効率的にメールを使っていきましょう!ぜひあなたの貴重な時間、有効に使ってくださいね。(文/二葉)【参考】※5 Bad Email Habits That Waste Your Time-Entrepreneur
2015年01月21日リドリー・スコット監督、クリスチャン・ベイル主演で贈る映画『エクソダス:神と王』。全米オープニングNO.1に輝き、日本公開を目前に控えている本作から、最大の見どころであるモーゼの“10の奇跡”を捉えた劇中写真と、その舞台背景を専門家が語る特別映像が初公開。紅海の海割れを再現した驚きのモーションポスターも解禁された。紀元前1,300年、巨大王国エジプトの王家で、養子として育ったモーゼ(クリスチャン・ベイル)は兄弟同然の王ラムセス(ジョエル・エドガートン)に反旗を翻し、400年虐げられているヘブライの民40万を救うため、“約束の地”を目指し冒険の旅路へ就く…。スコット監督自身、過去最大の予算を投じて製作した本作で描かれるのは、古代エジプトの風景や猛威を振るう“10の奇跡”といったスペクタクルシーンの数々。「私はどちらかといえば、リアリティを重んじる傾向がある。手にした情報を元にして、それが現実に起こったとしたらどうかと考えるようにしている」と語るスコット監督の言葉通り、最新の視覚効果と3D技術を駆使して語り継がれてきた“奇跡”を映像化させることに成功した。イギリスのパインウッド・スタジオで屋内のシーンを撮影した後、地中海に面したスペインでロケ撮影を敢行。ラムセスの宮殿、ヘブライの貧民街といった街並の巨大セットを建て、撮影のエキストラは総勢1万5,000人。カメラ17台で捉えた戦闘シーンにも、馬55頭、騎手48人、エキストラ300人が一堂に会し、最大級なスケールに。また、リアリティを追求し、蛇やチーター、ラクダに象、また大量発生する400匹(!)の蛙など、本物の動物たちが登場し、より物語を引き立てている。公開された特別映像では、“奇跡の映像化”に、専門家も「古代エジプトを知ることができる。“10の奇跡”や、紅海を割る奇跡の数々。戦いも忠実に描かれている」と太鼓判を押す。まずはこちらのポスターや映像で、ひと足早くその世界観を確かめてみて。『エクソダス:神と王』は1月30日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エクソダス:神と王 2015年1月30日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2015年01月21日子育てしながら仕事をしているママは、今ではたくさんいます。仕事と育児を両立しながら頑張っているものの、子育て経験のない職場仲間には、なかなか両立の大変さを理解してもらえないこともあるはず。しかしそこで「子育てしているから優遇されて当たり前」「子どもがいないんだから、それくらい代わりにやって当然」などと、偏った考え方を持っていると、職場仲間から反感を買うことになってしまうでしょう。今回は、子育てで時短勤務や早退、休暇が増えても、職場の人たちと良好な関係を築くために必要なノウハウをピックアップしてみました。■働くママが職場仲間に反感を買われないためのノウハウ(1)子どもがいることを言い訳にしない何よりも大切なのは、仕事は仕事、家庭は家庭と、割り切った考え方をすることです。「子どもがいるから、新しい業務の担当はできない」「育児中だから大変な仕事はこなせない」などと、子育てを理由にして仕事で楽をしようとする考えは捨てなければいけません。「何かと子どもがいることを言い訳にしている」と陰口を叩かれないように気を付けて、勤務中は仕事に集中できる環境と意志を持っておきましょう。■働くママが職場仲間に反感を買われないためのノウハウ(2)万が一、休暇・早退をするときは低姿勢で子どもが急に熱を出した時、体調不良で園や学校を休んでいる時は、ママも子どもに合わせて、早退をしたり休みを取ったりしなければいけません。そういう時には、必ず低姿勢を心がけておきましょう。「子どもの具合が悪いんだから、休暇や早退して当たり前」と言わんばかりの言動をとってしまうと、その後の人間関係に大きな亀裂が生じてしまうおそれがありますよ。■働くママが職場仲間に反感を買われないためのノウハウ(3)感謝の言葉、お礼を伝える自分が休んでいる間、早く帰宅した後にも、仕事はどんどん進んでいます。フォローをしてくれている職場仲間には感謝の言葉を伝えたり、時にはお礼をしたりして、敬意を払うことを忘れてはいけません。「この企画が通ったのは●●さんのおかげです!」などと、相手を立てて会話をすることで、良好な関係を築いていきやすくなりますよ。■働くママが職場仲間に反感を買われないためのノウハウ(4)できることがあればするという旨を伝える「私にできることがあれば、何でも言ってくださいね」「できる限り努力します!」と誠意を見せることで、両立しようと頑張ろうとしている姿をアピールすることができます。仕事から逃れようとする人よりも、はるかに好印象を与えることができるので、無理のない範囲で仕事に取り組めるようにしておきましょう! 子育てに限らず、急に休みを取る必要にかられる場面は、きっと出てきます。そんな時、職場の人間関係をうまく築いていられれば、大変なときに周りからのサポートを受けることができるはずです。そのためにも、日頃から職場仲間との関係づくりを大事にしておいてくださいね。そして、いつかあなたが仲間のサポートをする番になった時には、これまでの感謝も込めて、精一杯サポートしてあげてください。
2015年01月21日シャネル銀座ビル4階に位置し、昨年末で10周年を迎えたシャネル・ネクサス・ホール。若手音楽家をサポートするクラシック音楽のコンサートや、意欲的な展覧会を開催しています。2015年は、「ボヤージュ(旅)」をテーマにした展覧会が企画されています。新年の幕開けを飾るにふさわしい展覧会は、20世紀を代表する写真家の一人である、1923年フランス・リヨン生まれのマルク リブーが、約60年前に秘境アラスカを旅して撮影した貴重な作品によるものです。リブーの「アラスカ」シリーズは日本初公開となります。写真ににじみ出るリブー独特の詩情が魅力ここは……雪原? 展覧会場に足を踏み入れた瞬間、白一色でデザインされた見事に潔い空間が、決して広くはないのに果てしなく続く雪原のように見え、テンションが上がります。アンリ カルティエ=ブレッソンやロバート キャパとともに、写真家集団マグナムの一員として活躍したマルク リブー。彼は1958年、ジャーナリストのクリスチャン ベルジョノーと「パリ・マッチ」誌特派員として、目的地アラスカを目指しデトロイトを出発しました。フェアバンクスとコッツビューに1週間ずつ滞在した後、2ヶ月かけて終着地メキシコへ南下する旅を敢行します。そんな今回の展示作品は、「写真を撮ることは旅すること」と語っていたリブーらしい、アラスカ縦断中の驚きに満ちた旅の記録であり、写真史に残る名作です。走行中は、絶えず車のフロントガラスから氷を削り取らなければならず、パンクしたら凍え死ぬといわれていた過酷なアラスカ・ハイウェイ約2500キロの道程。その広大な未開の風景を、白いキャンバスに描かれる点描のようにレンズで切り取り、現地に暮らすエスキモーの生活を生き生きと活写しています。零下34度の中、氷に穴を開けて魚を釣る姿や、凍結した馬の死体が横たわる写真など、目を奪われずにはいられません。それはリブーの視点が、フォトジャーナリストとしてだけでなく、ヒューマニストとしても卓越しているからでしょう。同時に、リブーの美意識が反映された白と黒の絶妙なバランス、幾何学的なグラフィックとしての斬新さは非常に現代的であり、私たちをみることへの情熱で釘づけにします。「リブーの写真を“芸術作品”に昇華させているのは、そのイメージに色濃くにじみ出る独特の詩情である」とは、本展覧会のキュレーターである佐藤正子さんの言葉。その詩情をぜひ、展覧会場を訪れて実際に体感してみてはいかがでしょう?ココ シャネルの美意識とメセナ精神を踏襲する展覧会写真のみならず、空間全体もそこに漂う空気感も含め、透徹した美意識がすべてに行き届いた、こんなにも完成度の高い写真展が日本で楽しめるとは驚きです。(しかも無料で!)今さらながら、ピカソ、コクトー、ストラヴィンスキーら若き芸術家たちを支援し、革新的であることを追及し続けたシャネル女史のエスプリが、現在も脈々と受け継がれているのを感じ、白銀の世界が熱気で満たされる思いでした。リブーご本人は、高齢のため来日なさいませんでしたが、息子さんで建築家のテオ リブー氏がオープニングに際して挨拶し、「私はアラスカで、生涯一番寒い日々を過ごした」「世界の暴力より美しいものを撮りたい」というお父様の言葉を紹介。フランスの連続銃撃テロの直後だけに、「父がもし若かったら、レピュブリック広場に駆けつけて、デモに参加したでしょう」「リブーは自由な人々の味方です」と語り、やはり熱い想いを感じました。本展覧会は、2015年4月18日(土)~5月10日(日)、國際写真フェスティバル京都グラフィーの公式展覧会として、京都に巡回されます。京都展にもぜひ訪れたいと思います。
2015年01月21日子どもの命よりソシャゲが大事ですか?
イクメン夫 裏切りの二重生活
まさか夫と保育士が!? シタ側の哀れな末路