築45年の木造家屋を再生当たり前を変えてみる独創性に満ちたアイデア空間
作業台と陶器の花瓶に金属が不思議と調和する。
サンルームの掘りごたつ。下からぽかぽかと暖かい。
階段の蹴込み板もペンキで白く塗装。漆喰の壁は「下地を塗るのが大変でした」。
仕切りの壁に小窓を取り付けたベッドルーム。砂壁はこれから塗装に着手する予定。
モノから家、街へ
「最初はこんなとこ住めるの?って思いました」。
と笑う詩織さんも趣味は完全に一致し、ここでの暮らしを楽しんでいる。
「夏には新しい家族を迎えるので、子供にとって安全な家かどうかも考えていかなきゃいけないですね。ベッドルームの壁もこれから塗るところだし、まだまだ仕上がりは半分くらい。
暑さ対策、寒さ対策もしっかりやっていきたいと思っています」。
Googleで検索したり、YouTubeで動画を見たり、ホームセンターで聞いてみたり。ルールに捕われず、あちこちで情報を集めて行われるリノベーションは、これからも進化する。
「アイデアを出して、それが形になっていくのが楽しいんです。実は、今増えている空き家などにも手を掛け始めています。街づくりにも近いうちに携われたらいいと思っています。古いものは使えない、汚いものは捨てる、ではなく再利用できないか考えてみる。