デザイナーのアトリエ兼住居作品が引き立つシンプルな白の空間
(睦夫さん)。
さまざまな作品が印象的に目に映るのは、シンプルな白の空間だからこそ。設計時から、このようにたくさんの絵を飾ることを前提に、壁や床はもちろん、ドアなどの建具、キッチンや洗面台などの設備まで白にこだわって選択したのだという。
1階にある中澤さんのアトリエ。大きな仕事机は友人から譲り受けたもの。
画材やアートディレクションを担当した書籍や雑誌、資料などが並ぶアトリエの収納棚。
家のあちこちに、さりげなく花が飾られている。
デスク上部は3階までつながる吹き抜け。
階段の手すりなども白で統一。飾られた作品がパッと目に飛び込んでくる。
階段の手すりには、お気に入りの小さなぬいぐるみがかけてあった。
玄関には、友人であるアーティストのスドウピウさん作の陶器などをディスプレイ。
白い花が咲く庭
白へのこだわりは、玄関前の庭にも。取材に訪れた1月は冬の表情だったが、夏にはアジサイやサルスベリ、ハニーサックル、マグノリアなどの「白い花」が賑やかに咲くそうだ。
じつは、当初は庭をつくる予定ではなかったのだという。「北側斜線の関係で、玄関前の空間が空いてしまって。普通はコンクリートを敷いて駐車スペースにするんでしょうけど、必要ないからどうしようかと考えて」