くらし情報『桜が見える家隅々まで手をかけた大工の自邸』

桜が見える家隅々まで手をかけた大工の自邸

『こんなにギリギリじゃできないよ!』、『いや、ここは妥協したくない!』って、四六時中やりあってましたね」と話す将平さんに、麻世佳さんも「2人とも一生懸命になりすぎてムキになってしまって……。造りかけの棚を『もういい!』って破壊したこともあったよね」と笑う。

特に大変だったのが、造作のキッチンと書斎。ミリ単位で完璧を求める麻世佳さんの理想を叶えようと将平さんが奮闘し、かなりの時間と手間をかけて満足のいくものをつくりあげた。「作業中は終わりが見えなくて『これは悪夢だ』って思っていたけれど(笑)、今思えば奥さんの希望を叶えてあげられて良かったなと思いますね」(将平さん)。

桜が見える家隅々まで手をかけた大工の自邸

将平さんの趣味屋。麻世佳さんがデザインした美術品のような壁面飾り棚に、プラモデルが並ぶ。この部屋からも桜が見える。
桜が見える家隅々まで手をかけた大工の自邸

書斎のカウンター板とアイアンの手すりの見事なおさまり。

桜が見える家隅々まで手をかけた大工の自邸

壁面飾り棚に使っているのは、柱用の木の端材。あえて無垢材と集成材を組み合わせ、多彩な表情に仕上げた。
桜が見える家隅々まで手をかけた大工の自邸

天井高を抑えた2階の寝室。扉はつけず、ひとつながりの空間に組み込んだ。
桜が見える家隅々まで手をかけた大工の自邸

寝室の窓からも桜。階を上がるごとに、さまざまな角度からの桜を楽しめる。
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オリジナルの造作キッチン。

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