子どもが自由に駆け回る暮らしに合わせてDIY進化し続ける都心の狭小住宅
4歳になる息子さんはひとつながりのワンルームを元気に走り回り、筋交いと絡んだ階段は格好の遊び場に。「筋交いがアクセントになり、楽しい家になりました」とご夫妻も微笑む。
2階は、間口3m、奥行10mの細長いワンルーム。天井高3mがより開放的に印象付ける。
「好きな家具を揃えていきたい」と、マルニ木工でジャスパー・モリソンのダイニングテーブルと椅子(手前)を購入。
筋交いのある階段奥がキッチン。ダイニングスペースと分けたのは奥様の希望。
使い勝手の良いコンパクトなキッチン。
階段は移動手段だけでなく、コミュニケーションの場にもなっている。
大きく窓をとったリビング。窓に筋交いを設け、耐震強化。
住宅が密集した狭小地。アウトドアが趣味のご夫妻にとってガレージは必須だった。
キャンピングカーの上部の棚は既製品の鋼製足場板を利用。アウトドアグッズが置かれている。
リゾート気分のバスルーム
K邸の天井は、木のまま見せた梁が一定間隔で並んでいる。生活しながら木で造られた家であることを実感できるのが心地よい。「都心部の住宅ゆえに準防火地域に属するものの、火災に強い“燃え代設計”を利用していることで、通常は石膏ボードで覆われるところを回避しました」