子どもが自由に駆け回る暮らしに合わせてDIY進化し続ける都心の狭小住宅
(石井さん)。
階段を昇りきるとガラス張りの真っ白なバスルームが登場する。「リゾートホテル風なお風呂を希望しました」とはご主人。昼間は階段上の天窓からたっぷりの光が降り注ぎ、夜は季節によって天窓越しに月見風呂が楽しめるという。
この天窓からの光は2階のダイニングまで届き、北向きのリビングを明るく演出している。
3階まで階段を昇った右手には、扉のないガラス張りのバスルームがある。天窓を通して空が眺められる。
開閉式の天窓。階下に十分な光を届ける。
3階の左手(南側)には寝室がある。
3階の右手奥(北側)は将来の子供部屋。白い机はご主人が20年ほど前に「unico」で購入したもの。
家具職人!?必要なものは自分で製作
今回、壁はご主人が中心になって塗装されたそう。「ビスを隠すために厚めに塗ったこともあり、時間がかかって大変でしたが、工事中に現場に入って大工さんの作業を見ていられるというのが楽しかったですね」。
その影響なのか、ここに住むまではあまり経験がなかったというDIYだが、いまではまるで家具職人のように製作しているという。キッチンのスパイスラックやコーナー収納、本棚、PC机……と数えきれないほどである。