外にも中にも視線が抜けるおおらかなつくりで人が集まる家
左が「旅館の大きな玄関」のようなイメージでつくられた廊下。モノを置いたり座ったりと使い勝手がいいという。
戸を開けておくと手前のホールと子ども部屋、リビングがつながりワンルームのようにも感じられる。
昨年末に餅つきをしたときは、5家族が参加。この場所に作業台を設置し外でついた餅であんころ餅や黄な粉餅などをつくった。
2階のリビングにいても人の出入りが容易に確認できる。
階段途中から玄関ホールを見下ろす。
おおらかさも実現
竣工して2年が過ぎたH邸。「以前団地に住んでいたときも人を呼びたいとは思っていたんですが狭くてできなかった。2年経って、思った以上に人が集まってくれる家になっていますね」とHさん。奥さんは「友だちとの仲間づくりにおいてもとてもいいなと思っていて、今ならランチも外に食べに行くのではなくて“家においでよ”って言える。人とのつながりが以前とは違ったものになったのはこの家のおかげだと思います」
奥さんはまた「好きな場所が家の中にたくさんあるのですが、ソファに座って眺める内部の景色が好きで、季節や時間によって光の反射の具合がちょっとずつ違うのが家の中にいて感じられるのもうれしい」