鎌倉の平屋をリノベ築60年の味わいを楽しみながら暮らす
濵さんの住まいは、道路から外階段を20段ほど上がった場所にある。緑たっぷりの庭と、庭の横の斜面も敷地の一部なのだそう。
「手入れを怠るとどんどんジャングル化します(笑)。テラスにイスを出して外にいる時間が増えました。今まではアウトドア派ではなかったのですが、俄然興味が出てきました」
洗面所は天窓をつけたので気持ちのいい明るさ。建具はネットオークションで。
「鎌倉彫の手鏡は祖母が彫ったものです」
庭で使うためのアウトドア用チェアがドラム缶の中に入っている。子ども用の小さな下駄箱がかわいい。
寝室とウォークインクローゼットを仕切っているカーテンは、なんと布オムツをはいで作ったのだそう。透け感が美しい!
外壁は杉無垢板の押縁仕上げと漆喰左官仕上げに。「吉村順三建築をイメージしました」。屋根はガルバリウム鋼板で葺き替えた。
濵 邸
設計宮田一彦(宮田一彦アトリエ)
所在地神奈川県鎌倉市
構造木造
規模地上1階