くらし情報『玄関から寝室までひとつながりの家開放性とともに家族の気配を感じながら暮らす』

玄関から寝室までひとつながりの家開放性とともに家族の気配を感じながら暮らす

つながり感のある空間

井岡邸が建築面積約40㎡とコンパクトながら空間に開放感が感じられるのは、まずひとつは1階から中2階を経て2階に至るまで水回り以外の場所を壁を立ててきっちりと仕切ることはせずひとつながりのつくりにしたことにある。

「“全体的につながりがある感じの空間がいいです”というのは最初にお伝えしました」と奥さん。さらに「ある程度プライバシーも守りつつも、子どもが大きくなったときにまったく話もしないで自分の部屋にこもってしまうようなのも避けたいということもありました」と話す。そして井岡さんが「“どこにいても気配が感じられる”というのも要望にありましたね」と加える。

いつも開放性を重視して設計をしているというIN STUDIOの奥村さんは「中2階をつくる案を提案したときに奥さんが“ちらっと見えるという感じではなくて、中2階をつくるならしっかり見えるようにしたい”とおっしゃったのがとても印象的で、そういう発言もこの家全体のつながりをつくるというコンセプトにつながっていったのかなという気はします」と話す。

目次

・つながり感のある空間
・光を浴びたい
・内と外をつなげる



玄関から寝室までひとつながりの家開放性とともに家族の気配を感じながら暮らす

正面側にフルハイトの開口があり、またほかの三方とも開口があるためどこにいても明るい室内。

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