吹き抜けを家の中心に作るあたたかな自然素材の家に『shizen』の器が映える
煙突から煙が昇る家
神奈川県内の自然豊かな場所に建つ山小屋風の家。
人気作家の個展時には朝から行列ができる東京・神宮前のギャラリー『うつわshizen』の店主、刀根弥生さんと、ご主人の刀根淳さんの住まいは、挿花家の雨宮ゆかさんのお宅のすぐお隣。
刀根さんのお花の先生でもある雨宮さんから隣の土地が売りに出されたと聞いても、決断までは少々時間がかかったのだそう。
「素晴らしい環境だということはわかっていましたが、果たして毎日都内のお店まで通えるだろうか、と。でもいざ住んでみると体が慣れるようで、心配には及びませんでした(笑)」
都心では煙の出る薪ストーブのある生活は難しいが、周囲を緑に囲まれたここならば気兼ねなく火を囲むことができる。
アトリエブンゴのハンドメイドの薪ストーブに、淳さんが薪をくべてくれた。
釣りが趣味の淳さんにとっては釣ってきた魚を家の外で捌き、薪を割る休日がとても贅沢なひとときなのだとか。
開放感のある大きな吹き抜け。
「薪ストーブ用の薪は近くの木材の処分場で分けてくださいます」。薪割りの仕方は木工作家の須田二郎さんに教わったそう。
アトリエブンゴのハンドメイドの薪ストーブは、下でオーブン料理を楽しめる。