アメリカンスタイルのリノベ自然体で楽しく暮らす広い庭付きヴィンテージハウス
そこでリノベーションを依頼したのが、15年来の知り合いだった木堂勝弘さん・久美子さん夫妻。アメリカの建築古材やアンティーク家具を取り入れ、味わい深いアメリカンスタイルの家づくりを担うつくり手だ。
「木堂さん夫妻にお願いすれば、この家は絶対に輝くと確信していました。床も壁も全て新しくして、ドアや窓もつくり変えていただきました。お家が広いのでその分時間もかかりましたが、生まれ変わっていく姿を見るのはとても楽しい時間でした」。
フローリングやタイル、壁紙やドアといった内装材、そして大きな家に合う重厚な家具は、この家に合わせて木堂さん夫妻がセレクト。本場アメリカの古い家や施設に眠っていた建築古材やアンティークがふんだんに使われている。
「1960〜1970年代のものが多いそうです。
年代物にしか出せない味わい深さがあって、家全体があたたかみのある空間になって、とても落ち着きます」。
圧巻の広さのエントラスホール。元は応接室だったが、床を30㎝ほど掘り下げてモルタルを塗り土間にした。丸枠のドラマチックな窓と天井の黒檀色の化粧梁は既存。ブルーの大きな扉は新たに付けた。
暖炉は既存。煙突が取れて使えない状態だったのを直した。