高台から緑豊かな公園を望む 緑の専門家夫妻が建てた 星型の実験住宅
正面がキッチン、左側がリビング。幅3mのステンレスの天板のゆったりとしたキッチンは、手前がキャンティレバーになっている。
窓越しにリビングが見える明るいキッチン。料理道具をかけている棚板はDIYで。
食器棚はオープンに。DIYで棚板を増やしている。
1階と2階の間に洗面室。右側に開いた隙間からリビングが見える。
玄関はガラス戸。1階の床はモルタル。サーマ・スラブ(蓄熱式暖房)で冬は優しい暖かさ。
吹き抜けを囲んでひとつにまとまる家
寝室や子ども部屋に扉がなく、吹き抜けを通して、ひとつの大きな空間になっている。ドアがあるのはトイレと浴室だけ。収納にもドアがなくカーテンで仕切っているので、ものの出し入れがしやすい。
「設計は前田工務店にお願いしました。友人に“きっと前田工務店が好みの家を建ててくれると思う”、とご紹介いただきました」
前田工務店は、建築士、そしてカメラマンという3名体制で設計を担当。
「設計図ができあがるまで、念入りに打ち合わせをしました。『魔女の宅急便』の家のような、忍者屋敷のような、吹き抜けとスキップフロアのある家が希望とお伝えしました。そして様々な環境の庭で植物の生育の実験をしたい、という希望があることもお話しました。