プライバシーと開放感を両立 二重の凸型形状がもたらす起伏ある大空間
秘密基地のような空間を楽しんでいます」とご主人。
ロフトからLDKを見下ろす。「開放感のあるLDKは特に気に入っていますね。
寝っ転がると、天井の高さをあらためて感じます」(ご主人)
2階は子ども部屋と寝室を配置。上部のロフトには集熱器を設け、暖かい空気を循環。家全体が心地よい室温に保たれる。
バリエーションが生み出す空間の広がり
プライバシーを確保しながらも、開放感のある心地よい家を実現したIYsの井上さんと吉村さん。
「三方向から光が入るため、どこにいても明るい空間が続き、まるで公園の中にいるような不思議な感覚がありました。平面の広さに加え、凸型の形状や段差、回遊性によって内部空間にもバリエーションが生まれ、実際の空間以上の体感的な広さにつながったのではないかと思います」と完成当時を振り返る井上さん。
竣工から2年半の間に起きたコロナ禍においても、快適な毎日を過ごしているというSさん一家。「以前の住まいのまま、コロナ禍になっていたら大変だっただろうね、と妻ともよく話します。
子ども達が家中を走り回って遊んでいるのを見ると、この家を建てて、本当に良かったなとつくづく思います」と語るご主人。