2017年7月26日 19:10
“YouTubeの歌姫” を発掘したイケメン監督が思う「言語より大切なもの」は?
そこで、今回直撃したのは……。
国境を越えた才能を発揮している長谷井宏紀監督!
これまでは写真家や映像作家としてさまざまな作品に携わってきた監督ですが、本作が初の長編作品。撮影の裏側や見どころについて語っていただきました。
過去にはフィリピンを舞台にした短編も発表しており、14年ほど前から毎年通っているという監督。
そこまでフィリピンに惹かれる理由は?
監督
当時、僕の周りにいた人たちがフィリピンのスラムで撮影していて、その写真を見たときに行ってみたいなと思ったのが最初のきっかけ。その頃からストリートでの出会いをするような旅ばかりを僕はしていたので、フィリピンでもごみの山で働いていた少年少女たちとけっこう仲良くなったんですよ。しかも、彼らと一緒にいる時間が自分にとってはすごく居心地がよくて。だから、彼らと会うために毎年行くようになったんです。
本作では、フィリピンの街の様子がリアルに伝わってきますが、それは監督ならではのキャスティングによって生み出された雰囲気が見事に映し出されているからこそ。
路上でのキャスティングも行ったそうですが、どのようにされたのですか?
監督
歩いているときに気になる人がいたら捕まえて、セリフを言ってもらって、連絡先を聞くというリサーチをずっとしていました。