2017年9月12日 19:40
【臓器移植の実態!】提供する側とされる側、それぞれの現実とは?
それに、もともと私は映画というのは “無言のアート” だと思っているの。それゆえに、登場人物たちの感情の移り変わりや表情の動きというところを重視しながら描いていくべきだし、だからこそ目の動きや力といった “目の表情” というものにとても興味を持っているのよ。
臓器移植というシリアスな題材でありながら、作品のトーンを明るめにした部分は意図的ですか?
監督
確かにそういうふうなことを意識したところはあるわね。なぜなら、ものすごくヘビーなモチーフがたくさん入っているからこそ、若くてエネルギッシュで活き活きとした感覚や光、それから優しさや愛情といったテイストを加味していかないと、自分がやりたいことをいろいろな人に伝えられないと思ったからなのよ。
最後に日本の女性たちにメッセージをお願いします!
監督
私は映画を作る人なので言葉としてはうまく伝えられないけれど、それぞれの人が自分の置かれている状況のなかで無意識のうちに戦っていると思うの。だから、周りのみんなも同じように戦っているんだということを感じて欲しいし、派手なことに惑わされないで、自分の存在というのを自覚して欲しいと思っているわ。
生の尊さと儚さに溢れる涙が止まらない!
すべての人物に共感し、「もし自分だったら」