2017年12月2日 16:30
抱きしめながら…丸の内夜デートに。イルミ&話題のアートを見てきた
この会場では、三菱一号館美術館が誇るコレクションに加えて、版画作品を多数所有するファン・ゴッホ美術館(オランダ)のお宝コレクションも展示。充実の展覧会になっています。
パリの街並みも再現!
見どころいっぱいの同展ですが、そのなかでも特に感激したのは、パリの街並みが再現されている広い展示室。入った瞬間「わ~」っと声を上げそうになりました。こちらは、写真撮影もOK。当時のパリはこんな雰囲気だったのかな~と想像できて、とても楽しいです。
ポスターのジャンルで有名な芸術家といえば、トゥールーズ=ロートレック。彼はパリの娼婦や庶民の姿、さらに人気のあった有名人などを独特の視点で描いたことで知られています。
例えば、上の写真(左)に写っているポスターは、ロートレックが名声を確立するきっかけとなった《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》。当時の有名な踊り子をモデルに描いたもので、しなやかな線描と鮮やかな色彩の美しさはもちろん、絵と文字の配置の仕方なども抜群です。こんなおしゃれなポスターが街に貼られていたなんて、やっぱりパリはすごい!
ほかにも、男女の怪しい関係を描いたフェリックス・ヴァロットンの版画連作《アンティミテ》や、やわらかな色彩が美しいピエール・ボナールのポスターなど、さまざまなグラフィック・アートを見ることができます。