くらし情報『僕はXXY性染色体を持つゲイ…認知されていないことへの苦悩|多様な性、LGBTの世界 #8』

2018年2月3日 18:30

僕はXXY性染色体を持つゲイ…認知されていないことへの苦悩|多様な性、LGBTの世界 #8

そして、32歳のとき、会社の健康診断で血液が異常に少ないと診断されたのがきっかけで、今まで感じてきた違和感を知人に打ち明けたのです。そこでたまたま教えてもらった ”当事者グループ” の人たちに話を聞いてみて、自分と同じ悩みを持った人がいるのだと知りました。泌尿器科で染色体検査をするようすすめられ、そこでクラインフェルター症候群だと初めて診断が降りたのです。

知る機会がほしい、もっと認知されてほしい。当事者として感じてきたこと

僕はXXY性染色体を持つゲイ…認知されていないことへの苦悩|多様な性、LGBTの世界 #8


僕自身、当事者であるにもかかわらず、クラインフェルター症候群やインターセックスについての知識を教えてくれるものがあまりなかったように感じます。生きていくなかでさまざまな苦悩がありながらも、原因がわからないということが多いのです。僕は男性の体に生まれましたが、”男性らしくない男性” に見られることがストレスになっていました。親から「男らしくしなさい」と言われたり、社会からどう思われているかを過剰に心配してしまったりしたからです。
”中性的" で、"女性にも見られることがある外見" から、公衆トイレや銭湯を利用したときに、ほかの利用者から苦情を受けることもよくありました。

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