2018年1月30日 18:00
「良い朝だなぁ」と思える日が来た…心の病を患う私が “救われた言葉”
しかし、私が持っている病気の中には遺伝性だといわれているものも。病気のために感じた風当たりの強さは、誰にも感じてほしくないと思っています。遺伝の可能性がある以上、この社会が変わらない限り、私は怖くて子どもを生むことを考えられません。
身近に精神疾患を抱える人がいるという方、どのように接していますか? どう接して良いのかわからないから、あまり触れないようにしているという方もいるのでは。罵声を浴びせたりするのはもちろん、腫れ物に触るようにする扱いも、少し違和感を覚えます。万人に ”愛” を持って接することができる人は少ないかと思いますが、心を持って寄り添うことはできるのではないでしょうか。そうした歩み寄りが、共生へとつながるのだと信じています。
そして最後に。
配偶者など身近な人が精神疾患を抱えている方へ。私はパートナーの ”愛” に救われました。言葉や表現の仕方は人それぞれだと思いますが、”愛” を持って見守り、”愛” を持ってともに歩むといった考えで、あなたなりの優しさを伝えてみてください。きっと、あなたのパートナーは、あなたの ”愛”、そして ”救いの言葉” を求めているのではないかと思います。